送り火 奈良のは京都とは違う?見やすいスポットは?混雑は?

お盆

送り火と言えば京都の五山の送り火がありますが、京都のお隣奈良でも夏の風物詩の1つとして送り火が行われます。

奈良ではおなじみの送り火ですが、全国的にはあまり知られていないのではないでしょうか。

今回はこの奈良の送り火って何?京都とはどう違うの?おすすめの鑑賞スポット、混雑状況などご紹介したいと思います。

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奈良の送り火ってどんな?京都とどう違うの?

奈良の大文字の送り火は戦没者慰霊と世界平和を祈る祭典です。

開催日は毎年終戦記念日である8月15日に行われます。
京都の五山の送り火はお盆の伝統行事という位置づけなので少し奈良の送り火とは違うと言えますね。

2019年の奈良大文字送り火は中止となりました。
台風10号の影響ですね。1961年以来初の中止という事です。

奈良県出身の29,243人の戦没者を供養するために1961年(昭和35年)から始まりました。
京都の五山の送り火と比べると歴史も浅いですが、すでに奈良の夏を代表する風物詩になっています。

奈良の大文字の送り火の前に行われる慰霊祭は、春日大社の宮司 による神式と奈良市内のお寺の僧侶による仏式が続けて行われる全国でも珍しいものです。

行事の中心である「大」大きさでみると、奈良の大文字の方が大きいです。

奈良の大文字
火床の数は人間の煩悩の数と言われる108ツあります。
大の大きさは第一画目が109m,第二画目が164m,第三画目が128mあり日本最大級です。
京都の大文字
火床の数は75です。
大の大きさは第一画目約80m、第二画目約160m、第三画目約120mです。

規模的には5山で5つの火文字が灯されること、全国的な認知度は断然京都五山の送り火ですが、文字の大きさだけで行くと京都より奈良の方が大きいんですね。

奈良の送り火の見やすいスポットは?

奈良の送り火は午後8時ごろ慰霊祭終了と共に飛火野(とぶひの:春日野の別称)に用意された篝火(かがりび)に点火した合図を元に高円山(たかまどやま)にある大文字に点火されます。

飛火野へは近鉄奈良駅2番出口を出て、奈良交通バス春日大社本殿行に乗り約7分、「春日大社本殿」バス停下車徒歩すぐです。

奈良の大文字は点火から消火までは約30分ほどで京都の送り火と同じぐらいですね。
現地では点火から消火まで三松禅寺の住職による読経が行われています。

奈良公園/飛火野にある春日大社境内がメイン会場なのでここから見るととてもきれいに大文字を見ることが出来ます。
慰霊祭にも参加してより戦没者慰霊、平和を祈る祭典というのを体感できるのでおすすめです。

ただやはりメイン会場ですし混雑は必至ですね。

奈良の大文字は高円寺が見えれば奈良市内各所から見ることが出来ます。
ただ見るだけならあまり考えなくても良いのかもしれません。

ちょっといいアングルで見たい、良い写真を撮りたいなんて場合は…

奈良の大文字の有名な穴場スポット…ってすでに穴場ではないかもしれませんが…興福寺・浮身堂等があります。

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興福寺…五重塔と大文字を一緒に観る(写真におさめる)事が出来ます。
浮身堂…浮身堂の建物の右側に大文字が見えます。

浮身堂では早い時間からカメラマンさんが三脚を立てて準備したりしているので、その周辺であればベストスポットではないでしょうか。
早めに行って確認してみても良いですね。

平城宮跡からもとてもきれいに大文字を見る事が出来ます。
場所も広々しているので、あまり混雑してない場所でゆっくり見たいというのであれば 平城宮跡がおすすめです。

奈良の大文字焼きは雨が降っても警報が出ない限り行われます。
今までほぼ中止になったことはないですし、雨が降っていても点火時間になるとピタッと雨が止んだりするそうです。

何か神秘の力でも働いているんですかね。

奈良でお泊りなら、ホテルニューフジタやホテルニューわかさの屋上からも観ることが出来ます。
お部屋から見えるかは予約時に確認してみてください。

奈良の送り火ってどのぐらい混雑するの?

奈良の送り火の知名度って正直京都の五山の送り火に比べるとそれほど高くないです。

それでも例年15万人ほどの人出があるので、慰霊祭のメイン会場である飛火野や有名スポットでは混雑が予想されます。

ただ前にも言いましたが、高円寺が見える場所であれば奈良市内の広範囲から大文字自体は見ることが出来ます。
京都の五山の送り火よりはゆったりと見れるのではないでしょうか。

8月15日当日午後6時から午後9時30分までの間、県庁前~春日大社で通行規制が行われます。
有料の駐車場はありますが、混雑・渋滞などが予想されるので公共交通機関を使うのが無難ではないでしょうか。

駐車場
東大寺南駐車場 午前6時~午後10時まで乗用車1,000円

毎年行ってるから良くわかるなら良いですが、知らないイベントに車で行く際はしっかり下調べしていかないと渋滞にはまっちゃったり、駐車場が確保できなくて肝心のイベントを楽しめなかったなんて事になるので注意してくださいね。

終わってから混雑を避けて食事なんかをして帰ろうと思っている場合は逆にする方が良いです。
同じように考える人が多いのか、大文字終了後の方がお店は混雑しています。

早めに食事をとってから大文字を鑑賞して、余韻を楽しみつつ帰路につくというのがおすすめですよ。

まとめ

古都奈良の大文字の送り火を夏の風物詩として楽しんでみてはいかがでしょうか。

京都の五山の送り火の前日ですし、お盆に京都・奈良を旅するのであれば両方観て観るのもお勧めですよ。

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