京都の秋の風物詩に鞍馬の火祭りがあります。
鞍馬の火祭りは京都三大奇祭といわれるお祭りの1つです。
「サイレイヤ、サイリョウ」という掛け声ととも大松明を抱えて練り歩きます。
250本もの松明が集まり、鞍馬の町が赤く染まります。
そんな奇祭「鞍馬の火祭り」の時間は?お祭りへのアクセスや宿泊はどうするの?についてご紹介したいと思います。
鞍馬の火祭りの時間って?
鞍馬の火祭りは京都三大奇祭に数えられる一風変わったお祭りですが、年々観光客が増えていて京都の秋の風物詩とも言われます。
開催場所 鞍馬寺(正しくは同寺境内にある由岐神社の秋季大祭)
開始時間 18:00頃~
鞍馬の火祭りタイムスケジュール
まずは幼児松明、次に子供松明、そして青年松明と順次点火されます。
(青年松明は長さ5mほどで4,5人で担ぎます)
20:00頃鞍馬寺の山門前に向かいます21:00頃に山門前に集合します。
21:20頃に注連ぎりの儀式が行われ、注連縄が切られ石段下で焼き払われ祭りのクライマックスを迎えます。
22:00鞍馬寺門前に安座していた神輿2基(八所明神、由岐大明神)が石段参道を下って御旅所へ向かいます。
(山門→くらま温泉22:30頃到着で折り返し→山門→御旅所)
神輿の移動中に「チョッペンの儀(成人の儀式)」や神輿の速度が上がらないように女性が綱を引きます。(綱を女性が引くと安産のなる)
23:30神輿が御旅所につくと神楽が奉納され、神楽松明が境内を周って神幸祭が終了、翌2:00に2基の神輿が由岐神社へ戻り環幸祭が終了します。
鞍馬の火祭りは京都三大祭りの1つである時代まつりの時代行列と同じ日に行われます。
多くの観光客が時代まつりと鞍馬の火祭りのはしごをして秋の京都を満喫しているようです。
ただ時代祭りとのはしごをすると移動時から混雑に巻き込まれる可能性が高いのでその辺はご注意くださいね。
鞍馬寺も定時(9:00~16:30)まではお参りも可能ですので早めに鞍馬に到着しておくと良いですよ。
鞍馬寺門前には神輿2基が安座しているのを見ることも出来ます。
寺なのに神輿?となるかもしれませんが、 鞍馬の火祭りが正しくは由岐神社の秋季大祭と考えれば納得ですよね。
ただあまり早い時間に到着しても…なので、時代行列が12:00に京都御所を出発して14:30に平安神宮に到着予定なので、時代まつりからの流れを避けるなら15:00ぐらいには鞍馬に到着しているのが良いかなと思います。
少し紅葉には時期が早いかなとは思いますが、貴船神社に足を延ばして紅葉を見てから鞍馬の火祭りへというのもおすすめですよ。
鞍馬寺・貴船神社の紅葉散歩についてはこちらを見てみる。
鞍馬の火祭りのアクセスは?
鞍馬の火祭りの行われる鞍馬寺( 由岐神社)へは叡山電鉄を利用します。
最寄り駅は叡山電鉄「鞍馬駅」で徒歩10分ほどで由岐神社に着くことが出来ます。
京都駅から鞍馬駅までは約1時間です。
(出町柳駅から鞍馬駅までは約30分です。)
鞍馬の火祭り当日は15:00~鞍馬街道(鞍馬温泉前~貴船口三差路)が通行禁止になります。
車では近くにいけないので、出町柳駅周辺に停めるか最初から電車で行くようにしましょう。
叡山電鉄はもともと小さな電車です。
午後からは少しずつ混み始め、夕方ごろにはギュウギュウのラッシュのような状態になることも…
特別ダイヤでの運行とはなるので通常よりは本数は多くなっていますが、 乗車規制がかかる事もあるので早めの移動を心がけましょう。
鞍馬の火祭りの注意点
鞍馬の火祭りが行われるあたりは元々道も狭く多くの観光客が訪れるので身動きがとれないような事も多いです。
また立ち止まっての観覧は禁止(すすまないという事はあるかと思いますが…)です。
狭い場所に多くの人が集まるので事故のないように、誘導などの指示に従ってマナーを守って観覧するようにしましょう。
また道々に松明があったりしますが、基本的に跨がないようにしましょうね。
特に女性は穢れると言って忌み嫌われることだそうですよ。
昔は血が穢れたものとされていて、生理がある女性が跨ぐと穢れるとなっていたようです。
鞍馬の火祭りは今は観光客も多く訪れるのでお祭り(イベント)ととらえている人も多いですが、神事ですのでその辺の配慮も忘れないようにしたいものですね。
鞍馬の火祭り宿泊はどうする?
鞍馬の火祭りは今や多くの観光客が訪れる1大イベントです。
使るのは公共交通機関も叡山電鉄のみとなっていて、帰りの混雑時もいつ電車に乗れるかわからないといった事も予想されます。
ゆっくり鞍馬の火祭りを楽しみたいのであれば宿泊は必須かなと思います。
ただ先にも言いましたがこの日は京都三大祭りの1つである時代祭りも行われていて京都はとても混雑しています。
宿泊施設も予約が取りにくくなると思うので、鞍馬の火祭りに行くのが決まったら早めの予約をおすすめします。
鞍馬温泉に宿泊すると徒歩でお祭りにいけるのでおすすめですが、鞍馬温泉の火祭り当日の宿泊は抽選制で行われています。
6月末が抽選締め切り(電話にて)で7月初めに郵送にて結果が送られてきます。
申し訳ありませんが今年の宿泊抽選予約は終了してしまっています(-_-;)
2018年以降に行かれる方は参考にしてください。
1人25,000円(一泊2食付き、入湯税別)
宿泊は出来ませんが、鞍馬温泉の駐車場では15時頃から屋台がオープンします。
軽食やソフトドリンク、アルコールまで取り揃えています。
たぶんここぐらいしか食事がとれる場所はないかと思うので利用されるのもおすすめですよ。
鞍馬温泉での宿泊は難しく、混雑で帰りが終電間際になる事もあるので出町柳駅近辺で宿を見つけておくと良いですよ。
ただみんな考えることは同じでしょうから早め早めの予約を心がけてくださいね。
まとめ
京都の秋の風物詩とも言われる鞍馬の火祭りはちょっと混雑など心配なところも多いですが、1度見るとまた見たいと思う感動が味わえる祭礼です。
観光客が増えて混雑していますが、地元の方たちが守ってきた大切な祭礼ですからマナーを守って楽しい火祭り体験をしてきてくださいね。
一味違った京都の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。