春の風物詩とも言えるたけのこ!
たけのこの旬である4~5月になると、ご近所から生のたけのこをいただくなんて事もあるかもしれません。
スーパーでも皮付きのたけのこが並んでいたり、せっかくだから筍ご飯でもとは思うけど、どう扱っていいかわからないという人も多いと思います。
たけのこはあく抜かないと食べられないと聞くけど…
なんだかちょっとあく抜きって?とハードルが高く感じてしまいます。
今回はたけのこのあく抜きがなぜ必要なのか?あく抜きをする時は皮って剥くの向かないのどっち?簡単なあく抜き方法をご紹介したいと思います。
Contents
たけのこのあく抜きってなぜ必要なの?
たけのこは採ってから時間がたつほどあくが強くなります。
たけのこはあく抜きしないと食べられないなんて言いますが、採れたてであれば刺身で食べる事も出来ちゃいます。
小さめのたけのこなら採ってから1日以内ならそのまま茹でてもえぐみを感じずに食べる事が出来ます。
でもほとんどの家庭で採れたてのたけのこを入手するのは難しいですよね。
たけのこを貰うときだって、相手が教えてくれればいいですが、「これいつ採ったたけのこですか?」なんて聞きませんよね。
なので基本たけのこはえぐみが強い食材で、採ったそばからそのえぐみが増える。
だからたけのこはあく抜きが必要なんだって覚えておいてください。
採れたてを茹でるのであればそのままでもOK!
日にちがたったもの、大きいものはえぐみが強いので必ずあく抜きをしてから調理しましょう。
こんなことまことしやかに言っていますが…恥ずかしながら私つい数年前まで皮付きのたけのこの扱い方なんて全く知りませんでした。
もちろんたけのこはあくを抜かないと食べれないって事も…
きっと私以外にもそんな人いっぱいいると思うんです。
だって筍食べたきゃスーパーで水煮になって売ってますもん。ねっねっ…ですよね。
じゃぁなんでたけのこの扱いを知ったかって…
近所の産直市場でたけのこを見つけて、旬だし産直で安いしと好奇心で買ってみたのがきっかけです。
そうただの好奇心です…でも1つ賢くなりましたよ!
レジで「米糠つけときますか?」と聞かれ
???と思いつつ、つけとくか?って聞かれてるって事はいるんだろうなと思って、迷わず「はい。お願いします。」って答えました(汗)
帰宅後に実家の母に「たけのこ買ってきたんだけど~」とヘルプコール!
母「米ぬかはあるの?」
おっ!やっぱりいるのね~~! 「もちろんあるよ!」
と自信満々に答えて、なんとか無事にあく抜きの方法を教えてもらってという流れです。
たけのこのあく抜き皮はどうする?
さて、たけのこはあく抜きしましょうねってところは理解できたと思います。
次は、あく抜きって何をするの~ってとこですが、これはたけのこを下ゆでして茹でる事でたけのこのあくを抜くという事です。
ここでまたまた疑問が…
生のたけのこには皮が付いています。
茹でる前に皮を剝く?
それとも茹でてから皮を剝く?
調べてみると茹でる前に剥く派と茹でてから剥く派どちらもいて、皮を剥くタイミングはどちらでも良いみたいという事がわかりました。
どっちでも良いって…とお思いの方に念のため言っておくと、基本は皮がついたままゆでる方法が一般的です。
ちゃんと理由もあって、たけのこの皮にたけのこを柔らかくする成分が含まれているからだそうです。
1度やってみるとわかるんですが、たけのこって何重にも皮があって、こんなに大きな筍だったのに食べるのこれだけなの?ってびっくりするぐらい小さくなります。
逆にいうと皮が付いたままのたけのこってとっても大きいです。
そもそもたけのこが皮のまま入る大きな鍋がなければ先にたけのこの皮を剥かなきゃですよね。
まさかたけのこを茹でるために大きな鍋を買ってくる人はいないですよね(笑)
その辺は臨機応変にやってみてください。
ただ皮を剝いてからあく抜きをすると色が付きやすく見た目がちょっと残念になる事もあるようなので、たけのこは皮を剝くとかなりサイズダウンするので皮を少し残して茹でるなんて方法もおすすめです。
皮は基本は剥かないであく抜きする。
お鍋のサイズなどやむをえない場合は皮を剝いてからあく抜きするです。
たけのこのあく抜きのやり方
それではここから実践編、たけのこのあく抜き方法をご紹介します。
やっとと思った方はお待たせしました。
たけのこのあく抜き方法
- 大き目の鍋を用意します。
- 外側の硬い皮を2~3枚剥いておきます。
- たけのこの穂先部分を斜めに切落とします。
- 縦方向に皮に切れ目を入れておきます。(これは茹でた後皮を剝くのが簡単になるからです。)
- たけのこを鍋に入れて、たけのこが隠れるぐらい(ひたひたでOK)水を入れます。
- 米ぬか1カップを入れます。輪切りした唐辛子を2~3本分入れて強火にかけます。
- 沸騰しかけたら弱火にして落し蓋をして2時間ほど茹でます。
- たけのこの根元に竹串などを指してみて柔らかくなっていれば火を止めます。
- そのまま自然冷却し、一晩ぐらいそのままつけておきます。
これであく抜きの完了です。
結構時間も手間もかかりますね。
赤唐辛子はなくても良いですが、ある方がえぐみがしっかりとれたという人が多いようです。
米ぬかがない場合は米のとぎ汁を代用することが出来ます。
他にも重曹(食用)を使ってもあく抜きの効果があります。
たけのこのあく抜きをする際の注意点!
たけのこのあく抜きは、えぐみを抑える効果があるという事なので、完全に除去できるわけではありません。
あく抜きする前のえぐみが多いほど、あく抜き後にえぐみが残ります。
最初に言いましたがたけのこは採ってからどんどんえぐみが強くなるので、少しでも早くあく抜きをするようにしましょう。
あく抜き後は皮を剝いて水につけて冷蔵庫で保存していれば1週間ぐらいはそのまま使えます。
ただし毎日水を換えるようにしましょう。
後もう1つ、米ぬかを使うと吹き零れやすいので、沸騰しかけたらすぐ弱火にしてくださいね。
ちょっと自信ないなと言う人は米のとぎ汁や重曹の方がおすすめです。
ちなみに私はまんまとふきこぼしました。
誰も教えてくれなかったし…なのでそこは注意してくださいね。
たけのこの調理する前に、あく抜きとコンロの掃除で気力使い果たしちゃいますよ。
茹でずにできるあく抜き方法もあるので、そちらも知っておくと良いかも…
大根があればできちゃいます。その方法はこちら…
⇒ たけのこのあく抜きの時間は?時短方法やえぐみが残るときの対処法!
まとめ
生のたけのこもしっかりあく抜きして、おいしいたけのこ料理が作れるってなんか女子力が上がったような気がします。
私だけ…?!
旬の季節しか生のたけのこにお目にかかる事はないですし、生のたけのこを使うと水煮を使ったたけのこ料理と比べて格段に美味しいです。(きちんとあく抜きが出来ての話ですが…)
ぜひ生のたけのこが手に入ったら試してみて下さい。