前々からこの日に向けてコツコツと準備を進めてきた、幸せな1日である結婚式。
間もなく本番というところでなんと台風直撃の予報が・・・
この予報が本当なら、私たちの結婚式はどうなるの!?とお困りのあなた。
台風で結婚式をキャンセルや延期をすることができるかどうかについて、ご紹介していきます。
Contents
台風で結婚式を中止にするなんてあるの?
結論から言いますと、基本的には台風のような悪天候でもそのまま行うことがほとんどです。
その理由は大きく2つあります。
- 交通機関や宿泊の手配済みで対応が難しい
- 結婚式場側の準備は進んでいるのでキャンセル料がかかる
これらお金にまつわる理由というのが大きいんですね。
①は参加する側、②は主催する側の負担が大きくなります。
交通機関や宿泊の手配済み…
すでに新幹線や飛行機、宿泊の手配をしている人への対応が難しい。
結婚式が決まると、遠方にお住いのゲストは、何日も前にホテルの予約をしたり、飛行機のチケットを手配しているケースがほとんどです。
急に中止にした場合、そのチケット代やホテルのキャンセル代は誰が支払うのでしょうか?
ゲストからすると、せっかく予約したのにという気持ちも生まれてしまいますよね。
かといって自分たちが全額負担するといっても遠慮されたり、負担したとしても合計金額は計り知れません。
台風で中止であっても所定の料金が発生する。
台風は事前に予想できませんので、天気予報に関わらず結婚式場側の手配は進んでいるため料金が発生する。
どのタイミングで中止をかけるかにもよりますが、注文しているものは次々と結婚式場に届き、司会者や案内役などのスタッフの手配も済み、お料理の仕込みも約一週間前から始まります。
前日に中止をするとなると結婚式をしていないにも関わらず、料金はほぼ全額支払うことになる可能性が高いです。
確かにゲストの安全確保は第一ですが、飛行機が欠便で来られない、高齢で危険だというような方を除き、来られるゲストには来てもらって、中止にはしない方向性で考える方が多いです。
台風のため、足元にお気をつけてお越しください。
お越しになれない方は無理をしないでください。
というように案内をするなど配慮があるとゲストも安心できます。
ゲストも台風で本当にあるのかな?と不安に思っているはずです。
「開催します」という意思表示!
でも無理はしないでねという心遣い!
これらがあれば、無理ない範囲ではあるけど出席したいって思ってくれるのではないでしょうか。
また、万が一中止にする場合は、親戚づきあいなどもありますので、自分たちだけで決めずに、一度それぞれの親にもしっかり相談しておくと良いでしょう。
台風で結婚式が出来なかったらキャンセル料は?
台風で結婚式が出来ない場合も、式場によって価格は異なりますが、キャンセル規定をもとにキャンセル料が発生します。
一般的には結婚式の日が近づくにつれ、金額はアップしていきます。
私が挙式をした結婚式場では、1週間をきってからのキャンセルは請求金額の全額を負担するという契約内容でした。
天気予報で台風のことが分かるのは、結婚式当日の一週間前くらいです。
台風の速度やルートが変わる事もあるため、本当に直撃するかどうかは直前にならないとわかりません。
となると全額負担は免れないですよね。
ですが、台風によるキャンセルの場合は、新郎新婦が悪いわけではありません。
引出物やお料理など、届いてしまっているアイテムの費用の支払いは必要かと思いますが、交渉次第では「挙式費」や「会場費」分はキャンセル料を安くしてくれるような、良心的な結婚式場もあるかもしれません。
万が一キャンセルをされる場合は、一度確認してみると良いでしょう。
台風で結婚式ができないときは延期とかしてくれるの?
キャンセル同様、延期もしないことがほとんどですが、新郎新婦の強い希望があれば、できなくはありません。
- すごく立派なガーデンで、絶対にそこでガーデンパーティーをやりたい!
- 現在は車いすに乗っていて、強い台風だったら来られないおばあちゃんに絶対来てほしい!
など、思いはそれぞれです。
まずは、こういう事情があって台風による結婚式の日にちの延期をしたい!ということを結婚式場側へ伝えてみましょう。
結婚式を延期する場合のデメリットも知っておこう!
一生に一度の結婚式ですから強い思い入れがある事もわかりますが、延期する場合のデメリットもしっかりわかっておきましょう。
- 延期でもキャンセル同様費用は発生する。
- 式場の空きが1年先までない
- ゲストが空けてくれた予定を潰す
- 遠方からのゲストはすでに予約済みの交通費やホテルのキャンセルが必要
これらすべてを分かったうえで延期を決める必要があります。
台風での延期だからホテルが費用を持ちますよとはならないので、全額かはわかりませんがキャンセル料はかかります。
もちろん次の結婚式にも同様の金額がかかってきますし、人気の式場であれば次の日程を確保するのも大変です。
そして何より、遠方のゲストが予約しているチケット代やホテルにもキャンセル料がかかるでしょうし、あなたたちのために空けてくれた予定を潰してしまう事になります。
なのでキャンセルの際には参加予定だったゲストに対し配慮は十分にする必要があります。
台風による延期のリスクはかなり高いですが、自分たちが後悔をしないように、また、ゲストへ嫌な思いをさせないように、プランナーに相談してみてください。
以前友人の結婚式に参加した際、雨でしたがガーデンでのパーティーがありました。
そのガーデンにはテントのような屋根がついており、濡れることはありませんでした。
後から友人に話をきいたところ、どうしてもガーデンを使いたいから、悪天候の場合は延期をしたいと相談をしていたところ、友人の結婚式のためにガーデンにテントを手配してくれたと聞き驚きました。
しっかりと相談することで、ゲストへの上手なフォローの仕方を教えてくれたり、何か代替案を出してくれるかもしれません。
新郎新婦だけで悩まずに、プランナーを頼ってみてくださいね。
鎌倉プリンスホテルの神対応が話題!
過去最大級の台風19号が迫ってくる中、鎌倉プリンスホテルの神対応が話題になっていますよね。
新郎新婦が台風が迫り、過去最大級で世間ではかなりの警戒が呼びかけられている中、式場に結婚式をするかどうか相談したんですって…
そしたらなんと…
「無料で挙式延期」の申し出があったんですって(;゚Д゚)
すごい神対応ですよね。
確かに結婚式をあげる新郎新婦や親族、そして列席するゲストの安全はもちろんだけど、式場側のスタッフの事も考えての対応素晴らしいです。
特に、「380万円の費用で中止するなら300万円キャンセル料がかかると言われ挙式決行を決めた」なんて話を聞くと、無料で延期を提案した鎌倉プリンスホテルの対応が神に思えちゃいます。
そこまでは難しくても、食材などの実費だけで延期などの対応をしていただけると嬉しいですよね。
キャンセル料をがっつり取る式場って、スタッフの安全や新郎新婦、ゲストの安全どう考えているんでしょう?
何かあれば責任取ってくれるんでしょうかね…ないですよね(-_-;)
とにかく相談してみないとわからない部分なので、今回の様な大型台風が直撃するなんて時にはぜひぜひ早めに相談して対応策を考えられてくださいね。
まとめ
もしも自分たちの結婚式の日が台風だったら、キャンセルや延期をせずにそのままの日程で行うことがほとんどですし、キャンセルや延期にはリスクがあることを理解しておくと良さそうです。
また、本当に心配な場合は、結婚式場を予約する際にどうなるか、契約内容をきちんと確認しておくと良いでしょう。