乾燥剤の代わりになるものは思っていたよりもいろいろあります。
お米・コーヒーの出がらし・つま楊枝・パン・新聞紙・重曹・粉末洗剤・塩。
いろんなものに入っている乾燥剤にも種類がありその中でもシリカゲルは使い道があるので捨てずに再利用してみましょう。
残念ながら、石灰乾燥剤と脱酸素剤は再利用には向いていません。
ティッシュは...乾燥剤として再利用は不向きです。
乾燥剤の代わりになるもので身近にあるものって?!
乾燥剤がない…ってなった時に実は身近にあるもので代用できるものが結構あるんです。
- お米
- コーヒーの出がらし
- 爪楊枝
- パン
- 新聞紙
- 重曹
- 粉末洗剤
- 塩
食品に使えるものから衣類や靴に使えるものまでバリエーションも豊富です。
それぞれの使い方をご紹介していきます。
お米を乾燥剤として使う方法!
『お米』:お菓子や食品に利用出来ます。
作り方は2種類あり、フライパンで作る方法とレンジで作る方法です。
- フライパンの場合、乾燥米をきつね色になるまで弱火から中火で炒めるだけ。
- レンジの場合、お皿に乾燥米を入れ、時々位置を回し換えながら全体がきつね色になれば完了です。
どちらもお茶のパックなどに入れてお菓子や食品と一緒に入れておけば湿気を防ぐことが安易になります。
コーヒーの出がらしを乾燥剤として使う方法!
『コーヒーの出がらし』:消臭や除湿の効果があります。
コーヒーフィルターごと洗濯ばさみ等で挟み吊るして乾燥させる方法やTVや冷蔵庫など常に発熱している家電の熱を利用しお皿に置いて放置しておくだけの方法があります。
乾燥させたら、こちらもお茶パックなどにいれて利用してください。
コーヒーの匂いが強いのでお菓子や食品よりもゴミ箱等に入れることをおススメします。
コーヒーをよく飲みお好きな方にはぜひ、やってみて欲しい再利用方法です。
爪楊枝を乾燥剤として利用する方法
『つま楊枝』:塩の乾燥剤に利用できます。
つま楊枝を塩の容器に入れておくだけで湿気を吸い取り固まることを防ぎます。
容器に入れる前につま楊枝を折ってから入れておけば楊枝が出てくる心配もなくなり安心で安全です。
パンを乾燥剤として利用する方法!
『パン』:お砂糖の乾燥剤に便利な代用品です。
お砂糖は湿気があるから固まる訳ではなく、一度湿気を吸ったお砂糖が乾燥する際に
固まってしまいます。ですから、乾燥させないようにすることが重要です。
パンが持っている湿気をお砂糖が適度に吸収しお砂糖が固まらないように保つことが出来るのです。使うパンの種類としておススメするのは食パンやロールパンで適度な大きさにして入れておくと良いでしょう。
新聞紙を乾燥剤として利用する方法
『新聞紙』:靴や衣類などに利用できる乾燥剤の代用品です。
新聞紙を一旦くしゃくしゃにしてそれを広げ干してある洗濯物の下に置いておくと早く乾かすことが出来ます。
特に梅雨時は重宝します。
新聞紙には除湿効果以外にも消臭効果があるため、靴の中に詰めておくと湿気の嫌な臭いも防いでくれます。
新聞紙をためて困っている人はたくさんおられると思いますので、ぜひ、利用してみてください。
重曹を乾燥剤として使用する方法
『重曹』:お掃除以外に靴や衣類の乾燥剤の代理品にもなります。
こぼれない様な器などの容器に重曹を入れ靴箱やタンスにおいて置くだけで除湿&消臭効果が得られます。
重曹には食用・掃除用・薬品用と数種類がありますが、食用の口に入れても安心なものをご家庭に一袋用意しておくようにしましょう。
食用のものだけで食にも掃除用にも乾燥剤の代わりにもなりますので便利です。
もしも、掃除用の物は不純物が多めに入っているので、乾燥剤として使うのなら食品の側には置かないようにしましょう。
粉末洗剤を乾燥剤として使用する場合
『粉末洗剤』:こちらも靴や衣類に使える乾燥剤の代わりになるものです。
粉末洗剤には湿気を吸い取る作用があります。
使わなくなった粉末洗剤をこぼれない器に入れて靴箱やタンスに置いておくだけです。
粉末洗剤には、除湿効果のほかに洗剤の良い香りが広がり芳香剤の代わりも果たしてくれますので一石二鳥です。
塩を乾燥剤として使用する方法
『塩』:塩も靴や衣類になどに使うことが出来る乾燥剤の1つです。
塩も湿気があると固まります。
重曹や粉末洗剤のように吸い取る効果があるので容器にいれ、靴箱やタンス食品周りに置いて乾燥剤の代わりにお使いください。
乾燥剤って再利用できるの?
よく海苔や食品などに入っている乾燥剤にはシリカゲル・石灰乾燥剤・脱酸素剤で再利用できるものと出来ないものがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう!
シリカゲルは再利用できる?!
『シリカゲル』は再利用に最適です。
シリカゲルの再生方法
シリカゲルは水分を吸収し空気を乾燥させます。
これを加熱処理することで水分を飛ばし機能を取り戻すことが出来るのです。
- シリカゲルを袋から出し、フライパンでゆすりながら弱火でゆっくり加熱。
- 白~ピンク色のシリカゲルが青に変化したら火を止め粗熱を取る。
(ピンクや青の粒これがインジゲーターの役割を果たし吸湿力を見た目で分かるようにしています) - お茶パックなどで使う袋に適量入れておき、密閉容器に保存し利用するときに取り出し使いましょう。
※レンジでも加熱は出来ますが破裂することもあるのでお勧め致しません。
作り置きのシリカゲルの利用方法
砂糖や塩・小麦粉・カレー粉・粉末コーヒーの瓶に復活させたシリカゲルの袋を入れておくと固まり状態にもよりますが、3日ほどでサラサラになります。
ジップロック等の保存袋に乾麺や海苔などの食品と多めの復活させたシリカゲルを入れておくと良いでしょう。
靴箱やタンス、クローゼットの中に容器や器に入れて復活させたシリカゲルを置いておくと湿気取りに役立ちます。
石灰乾燥剤は再利用できる?
次に、『石灰乾燥剤』があります。
石灰乾燥剤は成分が酸化カルシウムであり強アルカリ性で体に触れると肌や体がとけてしまう物質で危険を伴います。
吸収力が強く安価なためよく使用されていますが、一度吸湿力してしまうと硝石灰になり乾燥剤としては復活させることは出来ません。
ですが、石灰乾燥剤は消石灰へと物質変化後にガーデニング等の土壌改善に役立ちます。
土に混ぜることにより酸性に傾いた土を中和することが出来ます。
土に混ぜ馴染ませ『土壌酸度測定器』で計測してから使って下さい。
(消石灰が植物に直接接触すると良くない為です)
乾燥剤として以外でも再利用することは可能なんですね。
脱酸素剤は再利用できる?
『脱酸素剤』は酸素を減らすことで食品を湿気から守っていますが、残念ながらこちらは乾燥剤として再利用できません。
還元鉄の粉という成分でカイロの中身と同じものなので復活させることが出来ません。
ただ、元々入っていた食品などの賞味期限がまだある場合は、効果が残っているためそのまま乾燥材として利用出来ます。
乾燥剤の代わりにティッシュを使う方法は?!
乾燥剤とは空気中から水蒸気を吸収する物質で、湿度により品質が損なわれたり、壊れたりするものに使用されるものです。
一方、ティッシュとは薄く柔らかい紙ので、難水溶性の日用品です。
柔軟性に富んだ素材で柔らかいので、美術品や工芸品などの小物の包装に使われたりしますが、乾燥した場所又は、高温多湿での場所での保管は避けて下さいとあります。
そのため、ティッシュは乾燥剤としての利用には不向きです。
まとめ
乾燥剤は家にあるものでも代用可能なものがたくさんあります。
使う用途に合わせて家にあるもので代用してみて下さい。
乾燥剤自体も再利用できるものと出来ないものがあるので、出来るものは上手に使っていくのをおすすめします。
またティッシュはどうなの?というのも見ていきましたが、ぬれたものを拭くには使えますが、乾燥剤の代わりにはなりません。