秋の味覚の代表格の栗ですが、年間通して手に入るわけじゃないし保存方法ってどうすればいいのか気になりますよね。
ここでは、生栗の保存方法はどんなのがあるのか、冷蔵庫に入れるメリットや冷凍保存ができるのかどうかなど、栗の保存法についての疑問にお答えします。
Contents
生栗の保存方法には何がある?
秋の味覚の代表格の栗ですが、すでに加工してあるものが多くて、なかなか生の栗を扱ったことないって人多いのではないでしょうか。
となると…いざ生の栗が手に入った時保存方法困りますよね^^;
先に結論からお伝えすると、生栗は常温保存も冷蔵・冷凍保存もどれもできるんです。
- 常温保存(あまりおすすめしない)
- 冷蔵保存(一番のおすすめはこれ)
- 冷凍保存(長期保存したい場合はこれ)
生栗の常温保存はおすすめでない理由!
栗は実だと思っている人多いと思いますが、じつは種なんです。
(えっ…私だけ知らなかったって事ないですよね^^;)
種って聞くとなんとな~くそのまま置いておいても良い気がしますが、常温保存はあまりおすすめしません。
理由は2つ!
- 栗に虫が付いていると中身が食べられちゃう
- 栗が呼吸をすることで糖分が消費されて甘くなくなっちゃう
栗は常温保存だと虫に中身を食べられちゃう?
栗は鬼皮(固い皮)と渋皮の間に卵が産みつけられていることがあります。
外からだとわからないので綺麗な栗だと思ってたのに実は…って事が結構あります。
で、その卵が常温だと孵化して活動始めちゃうんです。
虫が出てくるとか考えたら生栗なんて捨ててやる~~~ってなりますよね^^;
栗は常温だと糖分が減っちゃうの?
栗は木から落ちても生きています。
なので常温保存していると栗は呼吸していて、呼吸のたびに糖分を消費しちゃって日々おいしく無くなっちゃうんです。
これも絶対に避けたいですよね。
せっかくなら甘くておいしい栗を堪能したいものです。
栗って皮を剥くのとかも面倒なのに、手間かけて作ったのにおいしい栗じゃなかった~ってショック大きいですよ。
というわけで常温保存も出来るには出来るけどリスクの方が多いですよね。
生栗の保存は冷蔵保存がおすすめ!
上手に保存すれば生栗は冷蔵で1~3か月保存できます。これだけ日持ちするなら冷蔵しますよね(笑)
- 生栗の汚れをふき取ります。
※生栗を水で洗うのはやめてくださいね。 - 汚れをふき取った栗を新聞紙などにくるみます。
※新聞紙にくるむのは栗の乾燥を防ぐためと、余分な水分を吸ってもらうためです。 - 新聞紙にくるんだ栗をビニール袋(ジップロックみたいなジッパータイプのものでもOK)にいれます。
実は栗は湿気に弱いです。
栗を保存する際に湿気があるとすぐにカビが生えてしまいますので注意が必要です。
保存した後も、新聞紙が水を吸っていたらこまめに取り換えてくださいね。
湿ったままにしておくと栗にカビが生えてしまいますよ。
冷蔵庫に入れることで虫が孵化するのも防ぐことが出来るので、万が一卵が産み付けられていても大丈夫です。
なので、生栗がたくさんあるよって時は、日持ちもするし虫対策にもなるので冷蔵庫で保存してくださいね。
生栗を冷蔵庫で保存するメリットは?
生栗がたくさん手に入ったり、すぐには使わないときは冷蔵庫で保存しましょうと言いましたが、冷蔵庫で生栗を保存するメリットがほかにもあるんです。
栗は0度(~5度)で保存すると冬眠状態に入ります。
この冬眠状態で栗を保存すると栗の甘みが増すんです。
冬眠中に栄養を蓄えるってイメージでしょうか。
甘みが増すための保存期間は3日~3週間と言われています。
ちょっと誤差ありすぎって思うかもしれませんが栗によるので平均するとこれぐらいって言われてるんですね。
どのぐらい冷蔵保存って出来るの?
先ほども少し書きましたが、栗のカビに気を付けてちゃんと保存していれば3か月ぐらいは冷蔵保存でおいしく食べられます。
冷蔵庫で保存するだけで甘くなるなら、栗を手に入れたその日じゃなくて冷蔵庫でちょっと寝かしてから食べるのがおすすめです。
ただ、貰ったものや買ってきたものだと栗が収穫されてからどのくらいたったものなのかわからないので早めに食べた方が良いのかなとも思っちゃいますけどね(-_-;)
冷蔵庫で栗を保存する場合はチルドや冷蔵庫の下奥でなるべく冷える場所に保存するのがおすすめですよ。
なるべく0度に近い温度で保存するのが良いです。
生栗は冷凍保存も出来るの?
生栗は上手に冷蔵すれば3か月はもつのでそれで十分かなとは思いますが、大量にあるから3か月以上保存したいというのであれば冷凍保存しかありません。
冷凍保存しちゃいましょう。
ジャガイモなどは冷凍保存できないので、栗もなんとなくホクホク感が通じるところがあるので冷凍は出来ないのかな?なんて思っていましたが栗は冷凍保存出来ちゃいます。
なので貰った栗がすごく多くて使いきれないとか、旬以外にも栗ごはん食べたいなんて人は栗を冷凍保存しちゃいましょう。
生栗を冷凍する前に甘みを出すのを忘れずに…
でもその場合は冷蔵庫で冬眠させて甘みを引き出してから冷凍するのがおすすめですよ。
甘みが出たかの確認はできないので、冷凍保存する場合は1週間を目安に冷凍庫へ移動してみてください。
冷蔵保存する場合は先ほども言ったように、新聞紙が濡れたら変えて…とちょっと手間がかかるんですよね。
うっかり換え忘れてカビが…となってはもったいないので、1週間程度で冷凍保存と覚えておきましょう。
栗の冷凍保存方法は?美味しく無くなるって聞いたけど…
冷凍する場合はフリーザーバックにいれて、出来るだけ空気を抜いて真空に近い状態にして保存しましょう。
冷凍すると乾燥が進んでおいしく無くなるって人も居ますが、きちんと手順を踏んでしっかり空気を抜いて保存しておけば十分おいしく食べられますよ。
まぁ旬の物は旬の内に食べるのが良いって事もあるので、食べ切れるのであれば早めに食すというのも1つの方法ではあります。
でも栗って手間がかかるので(皮むきとか…)、ちょっと時間ないとか、絶対に食べ切れないって時は無駄になってしまう前に冷凍して別の機会においしく食べるで良いと思います。
まとめ
秋の味覚の栗の保存方法をお伝えしました。
ぜひ参考にしておいしい栗を長く楽しんでみてください。
火を通した方が日持ちするんじゃなんて思うかもしれませんが、実は調理後の方が日持ちはしないんです。
⇒焼き栗の賞味期限や保存方法は?!余ったときのアレンジ法もご紹介!
それに、生のままの方がいろんな料理に使えますし、皮を剥いてとか手間をかけるならもういいやってなっちゃう人も居ると思うので、そのまま冷凍しちゃいましょう。
私このタイプです(^_^;)
面倒なのでそのままで保存できるならそのまましたい派ですね。
栗の扱い方の基本や渋皮煮、栗ごはんなどの作り方やコツについてはこちらにまとてあります。
⇒ 秋の味覚栗の保存方法や料理の仕方やコツまとめ