冷凍いくらを大量に買ったり(貰ったり)して一度では食べきれない時もありますよね。
実は冷凍されているいくらを美味しく解凍して食べるのはなかなか難しい事です。
そこで今回は、いくらの解凍の方法や、解凍を急ぐ場合はどうすれば良いか。いくらの解凍を小分けでしたい場合はどうやってやるのか。いくらの解凍に失敗した時にリカバリーできるおすすめのレシピはどんなものがあるかについてご紹介します。
Contents
いくらの解凍の仕方は?急ぐ時はどうする?
冷凍いくらの解凍は、 冷蔵庫でゆっくり解凍するのが基本 です。
最低でも半日ぐらいは冷蔵庫に入れておくと美味しくいくらを食べることができます。
しかし、どうしてもすぐに解凍したい場合などは、ビニールの袋などに密閉して入れて氷水の中で解凍してみて下さい。
いくらの急速解凍方法
その他のいくらを素早く解凍する方法を2つご紹介しておきますね。
- いくらをビニール袋に入れて、密閉状態にしてから水が袋に入らないようにして流水の中に入れて解凍する。
- ステンレスなどの熱伝導率が高い物の上にいくらを並べて、うちわで扇いだり扇風機を当てたりして、風を当てて解凍させる。
なるべくゆっくり解凍させた方が、旨味が逃げずらいので急速解凍は、どうしてもの時にやる手段にして下さい。
早く解凍したいからといって、お湯に浸けたり、レンジで加熱すると白く硬くなってしまいます。
だから急いでいても、お湯に浸けたり、レンジを使って解凍するのは避けた方が良いですね。
いくらは生ものです。
長く冷凍保存をしていた場合は、なるべく火を通してから食べる事をおすすめします。
解凍後の賞味期限
いくらは解凍してから、3、4日くらいで食べきるようにして下さい。
いくらに限らずですが、冷凍していたものを解凍すると1日経つにつれ不味くなっていきます。
解凍した後はなるべく早めに食べて下さい。
解凍後の保存方法
解凍した後は、瓶やタッパーに入れて冷蔵庫に入れておいて下さい。
なるべく、いくらが空気に触れないように密閉度の高いものが良いですね。
食べる時には、食べる分だけスプーンですくってお皿に移して食べるようにして下さい。
口に運んだお箸を直接入れると雑菌が入ってしまうので止めて下さい。
また、必ず漬け汁には漬けたまま保存をして下さい。
漬け汁を捨ててしまうと傷むのが早くなるので気をつけて下さい。
冷凍イクラの賞味期限は?
ちなみに、冷凍いくらの保存期間は約3ヶ月です。
長期保存には向かないので気を付けてくださいね。
また、冷凍する前のいくらの状態によっても変わってくるので、3か月以内だから大丈夫と思わず確認してくださいね。
解凍したいくらが、糸は引いていないか、異臭はしないかなどを見ればOKです。
異臭なんかはしないけど粒が壊れているものが多い場合は、腐ってしまっている事もあるので注意が必要です。
いくらの解凍を小分けでしたい時はどうする?
冷凍したいくらは出来れば食べる分だけ小分けで解凍したいですよね。
でも、まとめて冷凍しちゃっていたりするとどうしたらよいか悩みます。
その場合も普通に解凍するように、全てのいくらを一度冷蔵庫に移します。
ここで気を付けたいのは完全に解凍させない事です。
半解凍の状態のいくらを食べる量だけ分けて解凍します。
食べないいくらはもう一度冷凍庫に戻して再冷凍させる方法が一般的です。
しかし、この方法を何度もやっているといくらがどんどん劣化して不味くなります。
一度冷蔵庫に入れて半解凍にした時に、再冷凍する分もある程度の量に小分けしてから冷凍すると次から全部を解凍させなくて済むので使いやすくなります。
でも一番良い方法は、最初に冷凍する際に小分けにして冷凍するのがお勧めです。
生いくらを小分け冷凍
ではでは生のイクラを小分けで冷凍する方法をご紹介します。
- 少し深さのある容器にラップを敷きます。
- ラップに一回食べる分のいくらを乗せたら空気が入らないように包みます。
※包み込む時に粒を潰さない様に気をつける。 - 1、2を繰り返して全て包んだら、密閉袋に平らに入れて空気を抜きながら閉めます。
- アルミのトレイがあれば上に乗せて冷凍庫で急速冷凍させる。
冷凍スピードが早ければ早いほど、新鮮なままの冷凍ができます。
冷凍いくらを小分け冷凍
では次に、大量の冷凍イクラを小分けで冷凍する方法をご紹介します。
- 凍ったいくらを冷蔵庫に移して2~3時間入れて半解凍状態にさせる。
※いくらの量や冷蔵庫の状態によって違うのでほぐれるようになれば大丈夫です。完全に解凍させない方が劣化を抑えることができます。 - 後は生いくらの小分け冷凍の1〜4の手順を繰り返す。
いくらを冷凍する時のコツ
せっかくの美味しいいくらを冷凍するならできるだけ美味しいまま冷凍したいですよね。
そこで気を付けたいポイントは、生いくらも冷凍いくらも、なるべく空気に触れさせない事と素早く低温にして冷凍することが大切です。
これは他の食材を冷凍する際にも通じるものですね。
いくらの解凍に失敗した時のリカバリー法!おすすめのレシピは?
大切に扱ってるつもりでも、解凍すると潰れてしまっていたりするいくらもあります。
そんな時でも、きちんと食べないと勿体ないですよね。
そこでおすすめのリカバリーレシピを3つご紹介します。
いくらまぜご飯
材料1人分
・ごはん茶碗1杯
・いくら大1
・鮭フレーク小1
・冷凍ほうれん草大1
・麺つゆ2、3滴
作り方
1、ほうれん草は、解凍して水気を絞っておく。
2、ボウルにごはん、鮭フレーク、ほうれん草、麺つゆ数滴を混ぜる。
3、ある程度混ざったらいくらを入れて、なるべく潰さないように注意しながらさっくり混ぜ合わせたら出来上がり。
※麺つゆは、いくらの生臭さを少なくするために入れるので数滴で大丈夫です。
アボガドいくらパスタ
材料1人分
・アボカド1個
・いくら好きなだけ
・卵黄1個
・パスタ100g
☆マヨネーズ大1
☆めんつゆ小2
☆わさび (チューブ) 2cmくらい
きざみのり適量
作り方
1、パスタを茹でる。
2、種を取ったアボカドをボウルに入れて粗く潰す。
3、2に溶いた卵黄を入れる。
4、3に☆を入れて混ぜる。
5、1を入れて和える。
6、いくらを入れてさっくりと混ぜる。
7、お皿に盛って仕上げにいくら、刻みのりを乗せて出来上がり。
めんつゆやわさびはいくらの味付けによもよるので、お好みで変更して下さい。
いくらパン
材料1人分
・8枚切り食パン1枚
・いくら適量
・のり全形1/4枚
・溶けるチーズ1枚
作り方
1、食パンの上にのり、いくら、チーズをのせてトースターで焼く。
2、チーズが溶けて焦げ目がつけば出来上がり。
※のりがいくらの水分を吸収してくれるのでバターやマヨネーズなどはつけないで下さい。しょっぱくなります。
解凍に失敗して潰れたり、形が悪くなったり、白っぽくなってしまったいくらでも、混ぜ込んだり少し熱を加えてあげれば美味しく食べられます。
まとめ
いくら独特のプチプチとした食感はたまりませんよね。
しかし、それもちゃんと解凍できてこそです。
もし、失敗しちゃっても他の料理にすれば良いので、食べきれない分はすぐに冷凍して長く楽しみたいですね。
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