学校に通いだすと毎年身体測定がありますよね。
その中でも、上体起こしは苦手な子も少なくはないようです。
入学まえに、練習させておきたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、上体起こしができない・苦手だという子供の共通点やコツをご紹介します!
Contents
上体起こしができない子供の共通点は何?
上体起こしができる子供や大人は、簡単なのに何でできないのかな?と思われるかもしれませんが、上体起こしって子供にとっては、難しい運動の部類にはいるのです。
上体起こしができない子供たちは、いったいなぜできないのでしょうか?
共通の原因はおおきくこの2つです。
- 上体起こしをするときの体勢
- 上体起こしする時の力の入れどころ
上体起こしをするときの体勢
まず、上体起こしを行うときの体勢です。
出来ない子供たちは、意外ですが上体起こしを行う体勢から分からないことが多いです。
分かっていないまま独自の体勢で無理やり上体起こしをしようとするため、もちろんうまくできずに苦手意識が芽生えてしまうことがあります。
何事もそうですが、本人の「興味」や「やる気」が無ければ、本来はできるものでも、できなくなってしまいます。
上体起こしの力の入れどころ
次に、力の入れどころです。
上体起こしの体勢になったはいいけど、どこの筋肉を使って上体を起こすのか、どこに力を入れればいいかが分からない。
上体起こしですから腹筋、お腹の筋肉だけを使うのだと子供は思っていませんか?
上体起こしは、もちろんお腹の筋肉も使いますが、そこだけではありません。
体の様々な筋肉を使ってこそ上体起こしは出来るのです。
お腹の筋肉だけを使って上体起こしをしようとするため、出来ないのです。
上体起こしができない子供の共通の原因は、大体この2つです。
そこから?!と思う方も多いかと思いますが、初めてのことは誰だって最初の1歩の出し方から分からないものですので、やさしく教えてあげて下さい。
上体起こしの教え方は?正しいやり方ってあるの?
上記でも書いた通り、上体起こしができる方はやり方も何もすぐ出来ちゃうでしょ~と思われるでしょうが、上体起こしの正しいやり方、あるんですよ!
上体起こしの正しいやり方を簡単に紹介しますね!
- 仰向けに寝ます。
- 膝が90度になるように、立てて手は胸の前もしくは、頭の後ろで組みます。
- 顎を引いてその状態から、なるべく両肘を太ももにつけるくらいまで上体を起こしていきます。
- そしてまた、元の姿勢に戻る。
これの繰り返しです。
この動作を子供にもわかりやすく教えることがなかなか難しいのですよね。
上体起こしをうまく子供に教える方法は?!
ですがここでは、子供にも分かりやすい教え方をご紹介します!
子供に上体起こしを教えるときは、「仰向け」や「顎を引く」などといった表現の方法を使わずに説明するのがいいでしょう!
例えば、
- 「仰向け」は天井を見て寝てね。
- 「顎を引く」はおへそを見ててね。
の様に目線の指示を出すと子供もわかりやすく指示に従うことができます。
目線をまず決めて指示してあげるだけで、子供の運動の指示はうまくいくことが多いです。
なぜなら、人間の体には原始反射の機能で、「緊張性顎反射」というものが働くからです。
目線をおへそに持っていくことで、背中が自然と曲がりますよね。
目線のおかげで自然に上体起こしがしやすい体制になっているのです。
ですので、教えるときは目線の指示をしてあげるのが良いでしょう。
上体起こしにコツはある?素早くするためには?
上体起こしのコツは、先ほど1つご紹介しましたが目線です。
その他にも、まだ上体起こしのコツがありますのでご紹介いたしますね。
上体起こしのコツ① 力の入れ方を学ぶ
まずは、上体起こしをする際の力の入れ方です。
先ほども言いましたが、上体起こしができない子の共通の原因の中に体のどこに力を入れたらいいのかわかっていないということがあります。
ですので、体の力の入れるポイントを掴むと一気に上達しますよ!
上体起こしをするときに、仰向けから始めるのが普通ですよね。
でも力を入れる場所の感覚を掴むまでは、体を起こした状態から、体を倒す順番で練習するといいでしょう。
上体起こしのコツ② 体の反動を使わない
次に大事なのは、上体起こしをするときに体の反動を使わないことです。
反動を使って上体起こしをすると楽ですよね・・
この方法は、正しい上体起こしとは言いませんし何より上体起こしができているという達成感も薄いです。
コツとまではいかないかもしれませんが、自分の力で出来たのだという気持ちや達成感が上達の近道だと私は考えてます。
どうしても反動を使ってしまう場合は、背中側に座布団などを入れて、体を起こす角度を緩やかにして、反動を使わなくてもできるのだと教えるといいですね。
上体起こしを素早くするコツは?!
身体測定では、上体起こしの回数を求められてきます。
そうなると、もっと素早くできるようになりたい!と思ってくると思います。
上体起こしを素早くさせるためには、力の入れる場所を意識することが大切です。
しっかりと、力を入れる場所を意識することで無駄な体力を使わずにスムーズに上体起こしをすることができます。
また、足を固定してくれている人に自分がどこをしっかり固定してもらえるとやりやすいのかを事前に伝えておくことも、素早い上体起こしをするポイントになるでしょう。
まとめ
上体起こしはポイントさえ押さえておけばきっと出来る様になりますよ!
出来る様になるためにまずは、始めからゆっくり教えてあげてください。
出来たという感覚がきっと自信につながります!
目線の大切さを教えてあげるときっと上達しますし、他の運動にも応用できますよ。
体のどの部分に力を入れるのかが掴めれば、体力測定の上体起こしの回数も自然に増えてくるでしょう。
焦って体を痛めてしまっては意味がありませんので、ゆっくり自分のペースで練習してみて下さいね。