保存液につけ忘れ!てしまったのなら、それは使わない事をおススメします。
可能ならば薬局やコンビニで保存液を購入するのが良いですが、どうしても購入するのが難しい時は、防腐剤の入っていない涙液タイプの目薬を保存液とて代用しましょう。
その他コンタクトの保存液の代替えとして使えるものとしては、生理食塩水がお勧めです。
ポカリは原料が違う為、使わない方が良いです。
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ハードコンタクトを保存液につけ忘れたらどうなる?
ハードコンタクトの場合でしたら、一晩だけ保存液の代用に水道水を使ってもレンズがダメになる事はありません。
しかし、レンズにとっては負担がかかっていて良くない状態です。
水道水を保存液の代用として使い続けると、水道水に含まれている塩素によりレンズ表面が変形したり、菌が繁殖したりしてレンズの寿命が早まります。
ソフトコンタクトレンズの場合はどうなの?
ちなみに、ソフトの場合は一晩だけでも水道水を保存液代わりに使ってはいけません。
ソフトコンタクトには涙と同様の塩分濃度が必要ですが、水道水には涙と同様の塩分濃度がありません。
レンズが水道水を吸収し、レンズの含水率が変化し、使用不可になる危険性が高くなります。レンズが歪んだり、アメーバなどの寄生虫や雑菌が発生したりしてとても危険です。
因みに、アメーバ性角膜炎は眼の角膜に生じるまれな感染症です。
徐々に破壊的な症状が現れる病気で、コンタクトレンズ使用者がよくなります。
水泳中にもコンタクトをつけたままだったり、レンズが洗われておらず滅菌されていない時に、感染しやすいです。角膜をこすった後に感染することもあります。
コンタクトの保存液ってポカリで代用できるって本当?
コンタクトの保存液にポカリが使えるなんて聞いたことがあるかもしれませんが、これはダメです!
【ポカリスエット】の原材料は、砂糖、ブドウ糖果糖液糖、果汁、食塩、酸味料、ビタミンC、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、香料です。
例えば、コンタクトレンズ保存液『オプティ・フリー plus』の場合の成分(1ml中)は
塩化ポリドロニウム0.011mg 含有、安定化剤(エデト酸塩)、界面活性剤、
緩衝剤(ホウ酸)、等張化剤、ph調整剤です。
『エピカコールド』の場合の成分(1mL中)は、塩酸ポリヘキサニド0.001mg含有、
界面活性剤、等張化剤、金属封鎖剤です。
もちろんのことですが、コンタクトの保存液や洗浄剤はそれ用に作られています。
“Caldew O₂セプト“だとハードコンタクトレンズ専用の洗浄剤として作られており、高い消毒力が配合されおり、細菌やアカントアメーバまでしっかり消毒し瞳を守ってくれます。
それ以外にもレンズについたタンパク質を取り除いてくれます。
“レニーフレッシュ”だとソフトコンタクトレンズ用のケア用品で洗浄・すすぎ・消毒・保存まで1本で出来るように作られております。また、タンパク除去成分が配合されており、レンズのくもりも落としうるおい成分も配合されており優しいつけ心地になっています。
コンタクトケア用品というのはそれに合ったものが成分として配合されております。
ポカリの成分とは明らかに違い過ぎますので、保存液代わりにポカリを使うことは止めておきましょう。
今では、コンビニや薬局などで携帯に便利な少量サイズや1回使いきりの物も売っておりますので、常備しておくのも一つの手ではないでしょうか。
また、精製水もコンタクトを洗うのに特化した液体です。
精製水も保存液として代用することは出来ません。旅行用サイズの小型の物もいろいろと売られておりますので、1セット用意しておくともしもの時に慌てなくて良いので、1回使いきりの物と共に常備しておくととても便利です。
私も良く外出先でコンタクトが割れたり、違和感を感じ外すことがあるので、メガネケース内に予備のコンタクトと共に1回使いきりの物を用意しています。
《一度、夜の雨の日の運転中にコンタクトが訳もなく落ちてしまい何も見えずに家まであと少しでしたので怖い思いをしながら運転した経験から常備する様になりました。》 (かなり、そそっかしいのです。)
私の様にならない為にも旅先だけでなく、運転時にコンタクトが使えなくなるとかなり大変な事態になりますので、いざという時の為に出かける時は用意をしましょう。
車の中に入れておくと熱などで使用出来なくなることも考え、それ用のバッグを用意しておくと良いでしょう。
コンタクト液の代用に目薬が使えるって本当?
涙液タイプの目薬なら保存液として代用可能です。ただし、可能というだけであっておススメは致しません。
なぜかというと防腐剤がコンタクトには適しておりません。
1回使い切りの防腐剤の入っていない涙液タイプの目薬で代用しましょう。
代用されるのであれば、「ロートCキューブ ダブルチャージ』、すべてのコンタクトレンズに対応しています。うるおいをキープする成分や装用時の、角膜細胞の酸素不足や圧迫といったストレスからくる目の疲れを癒す効果があります。
コンタクトを使うと言うことは毎日あなたの大切な瞳を酷使しています。
面倒であっても下記のことを心に留めておくことをぜひ、おススメ致します。
- Ⅰ.手を洗わずにレンズにさわる。
- レンズを毎日洗浄しない。
- レンズの洗浄液の使い回しや使用済みの洗浄液をケースの中に放置する。
- 『ケース』自体の洗浄と乾燥をおこたる。
- 爪をのばしたままにする。
““
- 手を洗う
- レンズを毎日洗う
- レンズの使いまわしや洗浄液をケース内に放置しない
- ケースを洗い乾かす
- 爪を切る
あなたの大切な瞳を守るために細心の注意をしコンタクトを利用しましょう。
コンタクトの保存液の代用にするならおすすめは?!
どうしても、コンタクトの保存液の代わりに使うとするなら、生理食塩水でしょうか。
ソフトでもハードでも保存液として生理食塩水は使用可能ですが一時的な代用品です。
常用することはしないで専用の保存液を使用しましょう。
以下に、一応、生理食塩水の作り方を載せておきます。
用意するもの
500㎖のペットボトル、真水500㏄、塩を4.5ℊ、じょうご
- ペットボトルに塩4.5ℊを入れます。
- 次に、真水100㏄を残しペットボトルに入れます。
- ペットボトルに蓋をしてから塩がよく混ざるように振ります。
- 残った真水をペットボトルに入れさらに振れば完成です。
じょうごがない時は100均等で売っている小さめのクリアポケットの様なものを使い
左右どちらかの端をペットボトルの口に合わせて切って利用してみてください。
生理食塩水の注意点としては、洗浄・消毒が出来ません。
翌日着用後は早く洗浄しましょう。
まとめ
水やポカリで保存剤の代用は止めて、近くのコンビニや薬局などで保存液を購入することを瞳の健康の為おススメ致します。
目の病気になったりしたら、余計にお金もかかってしまいますので、もったいない気もしますが、外したときは捨ててしまいましょう。