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地盤が強い県と弱い県はどこランキング形式で紹介!災害との関係は!?

日本は災害大国と言われており、最近様々な災害に関するニュースをTVなどでも目にする事が多いですよね。
各県で災害も異なりますが、地盤が強い県と弱い県とでは果たして災害に対して影響の違いがあるのか気になるところです。
今回は地盤が強い県、弱い県を、ランキング形式でご紹介いたします。
そして地盤の強さは災害の頻度と関係があるのかもお伝えしていきます。

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地盤が強い県はどこかランキング形式でご紹介!

2016年に地盤や災害に関する調査・研究を行っている「地盤ネット総合研究所」がランキングを発表をしました。

地盤が強い県は、1位から順に沖縄県、群馬県、福島県、栃木県、熊本県です。

一つ一つその県の特徴に触れながら見ていきましょう。

地盤が強い県 第1位 沖縄県

沖縄県の北部は山地、丘陵地。中南部は、丘陵地や石灰岩台地・段丘が広がっており固い土地です。

また、沖縄の近くにあるプレート境界線のところには蛇紋岩という柔らかい岩が存在しており、その岩の特性から地震が起きにくいと言われています。

地盤が強い県 第2位 群馬県

群馬県は、内陸で地盤が強く、比較的地震や台風や津波などのリスクが低く、産業施設の立地の条件に良いとされています。

都道府県の地震危険度の度合いを1〜4等地で表した時に、1等地でもあります。

地盤が強い県 第3位 福島県

福島県の地盤が強いと言われる理由には、茨城県にまたがる阿武隈山地が花コウ岩などの火山性の岩盤でできているため強固です。

そして磐城石川の地盤も強固であることから、地盤が強いと言われています。

地盤が強い県 第4位 栃木県

地震基盤と呼ばれる地震の揺れに関係する固い基盤があり、浅いところにあると揺れが小さく、深いところにあると揺れが大きいです。

栃木県のほとんどの場所がこの地震基盤が浅いところにあり、特に佐野市はここに当てはまります。

地盤が強い県 第5位 熊本県

まだ記憶に新しい熊本地震を考えると、それを機に地盤が緩んだということは考えられます。

熊本地震においてはイレギュラーだったと言わており、そのくらい元々地震には強い県であったことがわかります。

2016年以降、5位の熊本地震がイレギュラーであったように、地盤が強い県とされ長年災害が起きにくかったところでも、ここ数年の間に状況が変わってきています。

地盤が強くても油断はできず、常に万が一に備えておく必要がありますね。

次に、長年地盤が弱い県とされてきた場所のご紹介をしていきます。

地盤が弱い県はどこかランキング形式でご紹介!

こちらも2016年発表されたもので、

地盤が弱い県は、1位から順に高知県、新潟県、岡山県、徳島県、島根県です。

こちらも一つ一つその県の特徴に触れながら見ていきます。

地盤が弱い県 第1位 高知県

高知県は軟弱地盤と呼ばれ、河川が運んだ砂や泥でできた粘土のような柔らかい沖積層という地層になっています。

家を建てる際には土砂災害や地盤沈下なども注意を払う必要があり、30年以内に起きると言われている南海トラフに対しても被害が予想されています。

地盤が弱い県 第2位 新潟県

新潟県は地形的に液状化しやすいことや、過去地震が頻繁に起きていることからも、地盤が弱いことが分かります。

また、地盤のズレが生じる活断層が数が多く集まっており、ひずみ集中帯とも呼ばれています。

地盤が弱い県 第3位 岡山県

岡山県南部には昔、吉備の穴海と言われる浅海があり、その影響で地盤が弱いと言われています。

南部に関しては粘土層が多く地震に弱いことや、岡山平野は砂質の地盤のため液状化も起こりやすいです。

地盤が弱い県 第4位 徳島県

徳島県は全国的にも地盤が悪いところが多い地域と言われており、液状化や、地盤沈下などの影響があります。

中央構造線断層帯という活断層があり、今後地震が起きた時の被害や、南海トラフが起きた場合の被害に対する対策が必要とされています。

地盤が弱い県 第5位 島根県

栃木県にある出雲平野は、沖積化が早い段階で進んだ砂質土、粘土質の地盤です。

そのため、液状化や地盤沈下がしやすく、遠くで発生した地震が出雲平野にまで被害をもたらすと言われています。

過去に地震災害の記録が多いことからも軟弱地盤といえるでしょう。

地盤が強い県と弱い県を見てみると、地盤の強い県は地盤が岩など固い強固であること、地震基盤が浅いところにある傾向があります。

また、弱い県は地盤が砂や粘土など軟弱な地盤で、沖積層である傾向があります。

では、地盤が強いことと、災害の頻度は関係があるのかどうかについてお伝えしていきます。

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地盤の強さと災害の頻度に関係はある?

地盤の強さと、災害の頻度は関係があります。

災害とは台風や洪水や地震など、異常な自然現象などの原因によって生じる被害のことを指します。

自然現象が起きる頻度自体は地盤の強さは直接関係しませんが、自然現象によって起きる被害(災害)に関しては、地盤が強いか弱いかで及ぼす影響の範囲は変わります。

地盤が弱い地域で地震などが起これば、液状化や地盤沈下が起こり、次なる被害も起こりやすくなるといえるでしょう。

まとめ

地盤が強い県、弱い県とご紹介していきましたが、

元々の地形の特徴上、県によって様々であることがわかり、それは地盤が軟弱であればあるほど災害にも影響を及ぼします。

ですが、ここ近年のでは異常気象が多く、これまでの認識は覆されてしまうくらい、どこの県にいても災害の可能性はあります。

地盤が強いからといって油断は大敵であるといえるでしょう。

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