味噌汁や酒蒸しに使うと美味しい、あさり。ホクホクでプリッとした身は美味しいですよね。でも、砂抜きが少々面倒…。
そんな人におすすめなのがあさりの50度洗いです。時短にもなるので買ってきれすぐに調理したい時にも便利です。
今回はあさりの50度洗いの方法、失敗しないためのコツ、臭いがするときの対処法などご紹介したいと思います。
Contents
あさりの50度洗いの方法を教えて!
あさりの50度洗いの方法を早速ご紹介していきますね。
【用意するもの】
あさり1パック
水 300cc程度
熱湯 300cc程度
水と熱湯の分量はあくまで目安です。
あさりがきちんと浸る量を用意すること。
水と熱湯を同量用意す
給湯器がある場合は50度のお湯だけを用意するでも大丈夫です。
あさりの50℃洗いはちゃんと50℃でやってねって事ですね(笑)
- 平たいバットににあさりを入れ、水、熱湯の順に注ぐ。
熱湯を先に注ぐとあさりが煮えてしまうので、必ず水から注ぐこと。 - あさりを掴んで殻と殻を擦り合わせて洗う。
殻には意外と汚れが沢山ついているので、殻と殻を擦り合わせてしっかり汚れを落としましょう。
また、こすり洗いすることで中の砂や汚れも吐き出しやすくなります。 - 5分ほど置いて汚れを出す。汚れが出て、水が濁ってくるので汚れた水は捨てます。
- もう一度、水、熱湯の順に注いで15分置く。
- 15分経ったら、お湯を捨てて砂抜き完成!
殻から身が出ているのが確認できたら砂抜き完了です。
あさりの50度洗いの利点は塩を使っていないので塩抜きが不要な事です。
このまま、お料理に使えます。
また一度お湯を入れ替えることで、しっかりと砂が抜けますよ。
ただし、浸けすぎると砂だけじゃなくうま味も逃げちゃうので長く置けば良いって訳ではないので気を付けてください。
- お湯の温度が50度より低いと傷みの原因になり、上手く砂抜きもできません。
- お湯の温度が50度より高いと今度は煮えて死んでしまう。
- 汚れがひどく1度お湯を変えても水が濁る場合、3回目は水に浸けてください。
50度という温度によって、あさりが死なずに熱のショックで殻から身を出す、のぼせた状態になります。
通常の砂抜きと違ってお湯を入れてすぐに殻から身を出してきます。
50度洗いは、温度変化を活用する方法のため塩を入れる必要はありません 。
もしあればですが、温度計があるとより安心ですね。
あさりの砂抜き後に冷凍はできる?
あさりをすぐに使わない場合は冷凍保存もおすすめです。
砂抜きしたあさり(適量)
水 あさりが浸かる分量
①砂抜き済みの、保存したい分のあさりを用意する。
②冷凍可能な蓋付きのタッパー等にあさりを入れ、 あさりがひたひたになる量の水を注ぐ。
③蓋をして、冷凍庫でしっかり凍らせる。
※必ずあさりが水に浸かりきっている事が大事です。
水のなかに浸した状態で保存することで、あさりが死なず旨味や風味が抜けないまま保存することが可能です。
また、水ごと凍らせることで、身から水分が逃げて縮んでしまわずにプリプリの食感のままで保存ができます。
使用する時は、必ず凍ったままの状態で使って下さい。
炒め物や酒蒸し等、あまり水が多くない状態で使いたい時は、保存する時にタッパーではなく、ジッパー付きのビニール袋に空気を抜いて水の量を最低限に入れると良いです。
汁物や炒め物、何に使うにも1度解凍はしないで、氷ごと加熱するのがおいしく食べる方法ですよ。
密封袋等に保存すると、氷ごとパキっと割って汁物に数粒入れたりと手軽に使うことができるので、ぜひ活用して下さい!
あさりを50度洗いするとあさりは美味しくなる?
あさりの50度洗いは、面倒な砂抜き時間が短縮できるメリットがあります。
でもそれだけじゃなくて、50度洗いしたあさりの身はふっくらするんですって!
時短にもなって美味しくもなるならやらない手はありませんよね。
失敗したらどうしようという不安もありますよね。
次章ではあさりの50度洗いが失敗する原因についてもお伝えしていきます。
あさりの50度洗いに失敗する原因は?
ご紹介したようにあさりの50度洗いはあさりの面倒な砂抜きを短時間で行う事ができる便利な方法です。
が…失敗しちゃうこともあるんですよね。
ただし、ちゃ~んと基本を押さえておけば失敗のリスクは減りますよ。
あさりの50度洗いの基本
- 48~52度のお湯につける。
- つける食材で時間が異なる。
- 温度が低くなったらお湯を足す。
あさりの50度洗い失敗の原因は?
ちゃ~んとやったつもりでもあさりの50度洗いに失敗することもあります。
原因は下記の様な事が考えられます。
- 明るい場所での、ボウルなどでの砂抜き。
- 水の温度が高すぎるか低すぎる。
- あさりの殻をこすり合わせていない。
- 放置時間が短すぎるか長すぎる。
- 何回も様子を見過ぎだ事で貝の活動がにぶり、砂を吐き出さなかった。
- 最初からあさりが死んでいた。
でも基本に忠実にやれば失敗は少なくなるので、そこをしっかり押さえて試してみてください。
あさりの50度洗いで臭いが…どうすればいい?
あさりが死んでししまうと強烈な臭いを放ちます。
なので、あさりが臭うという事はあさりが死んでしまったという事です。
あさりが死ぬと、
- 浸けていた水が白っぽく濁ったようになる。
- あさりは口を開いて舌を出したまま触っても口を閉じなくなる。
あさり自体の鮮度にもよりますが、1匹が死にだすとあっという間に全滅してしまいます。
砂抜き中は、できるだけチェックして死んでいそうなものは早めに見つけて捨てましょう。
死んでしまったあさりが出た後は、砂抜きのお湯を換えた方が良いです。
またあさりの50度洗いで砂抜きをした後、ザルにあげても口を開けたままのものは死んでしまっていますのでそれも取り除きます。
まとめ
あさりは美味しいけど砂抜きがめんどくさかくてなかなか手が出なかった人も、この方法なら簡単にできるのでぜひ試してみてください。
しっかり基本を押さえてやれば、失敗することも少ないです。
気を付けるべきはお湯の温度とやる環境ですよ( ´艸`)
気軽に使える様になれば、あさり料理が食卓に並ぶ機会も増えるのではないでしょうか。