生活

ヤモリかイモリが家の中に!その違いと駆除方法は?毒があるって本当?

トカゲみたいな生き物が家の中にたらビビりますよね。
たぶんヤモリとかイモリだと思うけどどっちかわからないし…毒があるなんて話を聞くとどう退治すれば良いのかも困ります。今回はヤモリとイモリの見分け方や駆除方法、毒があるのは本当かなど気になる事をお伝えします。

スポンサーリンク

ヤモリかイモリが家の中に…どうすればいいの?

家の中にいるとすれば、それはヤモリです。

  • ヤモリは人間には害がないので、放っておいてもまったく心配いりません。
  • イモリは水辺に棲む生き物なので、家の中に入って来ることはありません。

放っておいて良いとはいえ、やっぱり家の中にいると思うと気になりますよね。
ヤモリは無害なので、素手で捕まえても大丈夫、外に逃がしてあげましょう。

素手で捕まえるなんてとんでもないと思うならば、網や袋など道具を使って外に出してあげます。

あるいは、長い棒などでつついて、外まで誘導してあげると良いでしょう。

とはいえ捕まるまで、じっとしてくれるはずありませんね。
ヤモリは壁や天井を、チョロチョロと素早く動きまわりますからね。

でもヤモリは、家にいる害虫を食べてくれる役に立つ生き物なので、無理に退治しなくても良いと思いますよ。

ヤモリとイモリの違いは?見分けるには?

ヤモリとイモリ、呼び方も似ているし、形も似ていて紛らわしい(;^_^A

ヤモリとイモリの違いと、見分け方をご紹介します。

ヤモリはどんな生き物?

ヤモリは爬虫類でトカゲの仲間です。
主に民家やその近くに棲んでいます。

家(屋)守と書き、昔から家を守ってくれると伝えられています。

  • 家の害虫や明かりに集まる虫を食べます。
  • 水が苦手なので、水の無いところにいます。
  • 表面は乾いていて、灰色っぽい、乾いた土のような色をしています。

イモリはどんな生き物?

イモリは両生類でカエルやサンショウウオの仲間です。

井戸や田んぼなどの水辺に棲んでいます。
井守と書き、井戸や田んぼを守ってくれると伝えられています。

  • オタマジャクシや田んぼの害虫などを食べます。
  • 子供の時にはえらがあり、表面はいつも濡れています。
  • 日本に多いアカハライモリは、お腹が赤いのが特徴です。

というように、ヤモリは人家の近くに、イモリは水辺にいる生き物なのですね。

スポンサーリンク

ヤモリとイモリの駆除方法は?毒があるって本当?

イモリは少量ですが、テトロドキシンという毒を持っています。

危険を感じると毒を出します。
人が死ぬほどの毒ではありませんが、炎症を起こすこともありますので、むやみに手を出さないようにしましょう。

ヤモリには毒はありません。

イモリは水辺など、自然の中にいる生物なので、個人で駆除することは、ほとんどないと思います。

ヤモリの駆除方法は?!

家の中に出るのはヤモリが多いという事で、ヤモリの駆除方法だけ紹介しますね。

  • 殺虫剤
  • 蚊取り線香
  • ハエたたき、スリッパ、ほうき
  • ゴキブリホイホイやネズミ捕りの粘着シート
  • へび用の忌避剤
  • 木酢液

ヤモリは「ピレスロイド」という成分が入っている殺虫剤で駆除できます。
ピレスロイドは神経毒なので、直接噴射すると呼吸ができなくなるんですって…。

除虫菊にたくさん含まれる成分なので、蚊取り線香でも効果があると言われています。
締め切った部屋で蚊取り線香を焚くと、呼吸ができなくなり死んでしまいます。

手近なところでは、ハエたたきやスリッパ、箒などで叩くだけでも退治できます。
というのは、ヤモリは骨格が弱い生き物だからです。

あるいはゴキブリホイホイやネズミ捕りの粘着シートでも捕まえることができます。
へび用の忌避剤をヤモリが侵入しそうな場所に撒くと、においで寄ってきません。

木酢液も火事のにおいがして、ヤモリが嫌がるので効果があると言われていますよ。
でも木酢液は人にも悪影響を与えることがあるので、取り扱いには十分注意してくださいね。

ヤモリの侵入を防ぐ予防策は?!

ヤモリの餌である家のなかの害虫を退治するのも効果的な方法です。
家の掃除をして、害虫を駆除することも大切ですね。

特にゴキブリの幼虫を好んで食べるそうですので、生ごみなどの処理も怠らずにしましょう。

LEDの電球に変えるのも、明かりに寄って来る虫を減らすので、一定の効果が期待できます。

ヤモリは1センチぐらいの隙間があれば侵入できるので、小さな隙間を塞ぐことも有効な予防法です。

まとめ

ヤモリは家を守る縁起の良い生き物、イモリも井戸を守る縁起の良い生き物として昔から
なじみのある生き物です。

ヤモリは家の害虫を退治してくれます、イモリは田んぼの害虫を退治してくれます。
最近では、井戸や田んぼが減り、街中でイモリを見かけることが、ほとんどなくなりましたね。

けれども、人の近くに棲むヤモリは、まだ目にすることができます。
虫が多くなる夏は、ヤモリも活発に活動します。

夏の夜、窓ガラスの外側に張り付いているヤモリが、窓に寄ってきた小さな虫を狙っています。
そのユーモラスな動きは、中から見ていると、とても面白いですよね。

でも家の中に入ってきたら、気持ち悪いと思う人も多いことでしょう。
けれどもヤモリは人間には無害です、危害を加えることもありませんし、家にいる嫌な虫を退治してくれる益虫です。

ですから、無暗に駆除せずに、できればそっとしておきたい生き物です。

スポンサーリンク