デイサービスなどに通っている高齢者にとってレクリエーションは毎日の大事な日課です。
しかし、毎日となると色々なレクリエーションを考えるのも大変です。利用者は、歳も違うし介護度も違います。皆んなが楽しんでくれるようなゲームはどのようなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、高齢者のレクリエーションには連想ゲームがおすすめな理由や、おすすめの連想ゲームのお題ってどんな問題があるのか。高齢者が連想ゲームをするとどんな効果が期待できるのかなどについてご紹介します。
Contents
高齢者のレクリエーションには連想ゲームがおすすめ!
高齢者の脳の活性化には、連想ゲームが効果的です。
脳の若返りには役立つ事間違いなしです。
連想ゲームが適している理由は、普段家にいるだけでは、連想をする機会はほとんどなくて毎日の生活は決まったことの繰り返しです。
普段の生活の中では、脳に刺激を与えるというのは難しい事です。
これが習慣になっていくと、脳はどんどん退化してしいってしまいます。
そこで、デイサービスに通って連想ゲームなどをして「普段しないことができる」というのは大きい事なのです。
これは、高齢者に限った事ではないですが、人間は楽な方を選んでしまいがちです。
しかし、週に何回か脳を活性化する機会があれば、認知症予防や認知症の進行を遅らせることもできます。
ただ、連想ゲームも含まれる脳トレに大事なのは、何よりも継続することがとても大事です。
継続していくには、問題を解くのが楽しいことは当然ですが、もう一つ大事なのは「自信」です。
自分は問題を解くことができるんだという自信を持つと、もっとやってやろうという意欲が出てきて脳トレを楽しむようになってきます。
そうなると、家でも連想ゲームの延長になるような脳トレを行い生活の一部にすることが可能になります。
デイケアに行くだけでは、限界があります。自主的に家でも脳を動かすことをするように支援していくこともとても重要なことです。
高齢者のレクリエーションの目的
レクリエーションは「脳機能の活性化や身体機能の維持するためのものでないといけない」とされていますが、それだけではありません。
もちろん、脳や身体の機能を維持、回復させることも大切ですが他にも目的があります。
- 脳機能の活性化
- 身体機能の維持・回復
- 利用者同士や利用者と職員間のコミュニケーション
- 達成感、幸福感、満足感、安心感を得る
機能を回復させる以外にも、「高齢者の生きがいの手助けをする」というのも大切な目的になります。
レクリエーションでやる事は、レクリエーションの目的を何に設定するかによって変わってくるので、施設に来る高齢者にとって何をする必要があるかなどをよく考えて行うと良いですね。
自分達で問題を考えるのは難しいので、ネットや本などを参考にして問題を作ると良いです。
やっぱり、楽しくないと何事も長続きしないので楽しく脳の活性化をする事が大事になってきます。
高齢者におすすめの連想ゲームのお題って?
連想ゲームというのは、いくつかの言葉(ヒント)から問題の答えを導き出す問題の事を言います。
例えば…
- ヒントは11人、ゴール、キーパー
- 問題は「これから連想されるスポーツは?」
- 答え サッカー
連想ゲームを行うと得られる効果は?
連想ゲームは以下の様ないくつもの動作を一度にする事で脳の活性化が出来るんです。
- ヒントのものを想像する力
- ヒント同士を関連付ける力
- いろんな候補の中から答えを見つけ出す力
脳は、一つの事だけを考えるよりも色々な事を一度に考えるとより、活性化していきます。
一度に3つのを同時に行う連想ゲームは、脳トレには効果的なゲームと言えます。
高齢者のレクリエーションの連想ゲームでおすすめのお題
- 第一問
タケノコ、サクラ、入学式 - 第二問
悲しき口笛、みだれ髪、川の流れのように - 第三問
じゃがいも、人参、福神漬け - 第四問
紅葉、秋刀魚、栗 - 第五問
りんご、ゴリラ、ラッパ
- 第一問
春:どれも春といえば?と聞くと思い浮かべる言葉ばかりになっています。 - 第二問
美空ひばり:美空ひばりさんの名曲の題名です。世代によって色々な歌手の曲名に変えてみても良いですね。 - 第三問
カレー:肉じゃがかもと思わせておいてからの、福神漬けです。せっかちな人には引っかけ問題になります。 - 第四問
秋、食べ物:秋を表すものです。紅葉は天ぷらなどで食べる事もあるので、食べ物でも正確です。 - 第五問
しりとり:すぐに正確すると考えないので、このような変わった問題もあると良いです。
自分の力でもきちんと答えまで辿りつけるような問題が良いですね。
高齢者が連想ゲームをするとどんな効果が期待できるの?
頭で考える事によって脳を活性化させることができます。
- 脳を鍛える事によって、認知症の予防や認知症症状の進行を遅らせる効果が期待できます。
- マンネリになりがちな日常生活の中で、「非日常」の行動をするレクリエーションの時間があることによって、毎日の生活にメリハリが出てきて心を安定させる効果もあります。
そして、連想ゲームなどは一人ではできないものなので、他の人とコミュニケーションをとることができます。
高齢になると、なかなか他の人と交わる機会が減ってしまうので、デイケアなどで人と話すだけでも、生活の張り合いができます。
もちろん、筋力を鍛える事は高齢者にとっては大事な事ですが、運動を毎日しようとしてもなかなか続けるのは難しいです。
その点、連想ゲームなどは頭を使うだけで良いのでいつでもできます。
頭を老けさせないためにも、毎日色々な事を考える必要があります。
ただ、考えるだけではつまらないので連想ゲームにすれば、答えを導くまでも楽しくなります。
慣れてきたら、自分で問題を作ったりしながら考えても良いですね。
考えた問題をデイケアに行った時に披露すれば、さらに達成感も得られます。
一日、家に居るだけだと一言もしゃべらなかったなんて日があるかもしれませんが、少し工夫をするだけで毎日が刺激的に変化します。
まとめ
高齢者のレクリエーションには連想ゲームが良いというのは本当です。
連想ゲームはいつくもの動作を同時に行うので、脳を活性化させる効果があるのです。
その上みんなで一緒にやる事でコミュニケーションをとれるというのも嬉しいところです。
運動は場所も選ぶし、なかなか難しいという人も居ますよね。
でも連想ゲームなら時間も場所も選ばないのでぜひやってみてください。