ご家庭のベランダにはどんなものが置いてありますか?
ベランダ用のスリッパ、掃除用の箒や塵取り、植木鉢や水やりの如雨露、物干し台に物干し竿、エアコンの室外機など様々な物が置かれていることでしょう。
台風の時、風で飛びそうな軽い物は事前に片付けますが、物干し竿などはどうしておけばよいのでしょう。
台風の時のベランダの対策をお伝えします。
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台風の時に物干し竿はどうしておけばよいの?
台風が接近してきたら、物干し竿は屋内にしまうのが、最良の方法です。
- 屋内にしまえない場合は、ベランダの床に平らになるように、おろしておくのが良いです。
- 下におろすことができない場合は、竿と物干し台を紐や結束バンド、物干し竿ストッパーなどで、しっかり固定しておきましょう。
強風で物干し竿が飛ばされることがあるからです。
風で細長い物干し竿が飛ばされるなんて信じられませんが、実際に飛ばされたという報告があります。
どちらかというと、飛ばされるというより、強風で少しずつずれていき、穴から抜け落ちたり、支えから外れて落ちたりすることの方が多いでしょう。
高層のマンションなどの上層階や、風の影響の強い高台にあるベランダは特に注意が必要です。
もちろん下の階のベランダでも注意は怠らないでください。
ベランダへ通じる窓ガラスに、飛んだり落ちたりした物干し竿が、当たるとすごく危険です。
ガラスが割れて室内に破片が飛び散り、怪我をするかもしれません。
よその家や、道路や通行人、車に当たって、他人に被害を与えないとも限りません。
また竿の先端が風で揺れて、強く壁に当たり続けると、壁にダメージを与えることもあります。
台風の時に洗濯物を干したままにすることは無いと思いますが、うっかり洗濯物を掛けたままでいると、風をはらんでより物干し竿が、飛んだりずれ落ちたりしやすくなります。
絶対に洗濯物をかけたままにしないでください。
台風の時のベランダの対策は?
台風時のベランダの風対策としては、ベランダに置いている物が風で飛ばされて、ガラスに当たり、ひびが入ったり割れたりしないように、養生しましょう。
また、自宅だけでなく、よそのお宅や物、あるいは通行人などに被害を与えないように、注意することが大切です。
- 軽い小さな物などは、室内にしまいます。
- 植木鉢や物干し竿も室内にしまえるなら、室内にしまいます。
風で飛ばされそうな物はすべて室内に移動させるのが、理想です。
ベランダにあり室内に入れられないものはどうする?
室内に入れられないものは、飛ばないようにしっかり固定しておきましょう。
- 大きな植木鉢やプランターなどは、防風ネットを被せ、端は重い物で重しをしておきます。
ビニールシートで覆うのは、強風で飛ばされる危険がありますので、おすすめできません。 - 複数の植木鉢を一か所に集め紐で結び合わせます。
- 棚などに置いてある物で、室内にしまえ無かったものはすべて床に下し、一か所に寄せて防風ネットなどで飛ばないように覆います。
- 棚は倒してしっかり固定しておく方が良いですが、倒せないときはそのまましっかり固定します。
室内にしまえ無い物はなるだけ低くして、固定することが大事です。
また台風時のベランダの雨対策として、排水溝の点検を忘れずにしておきましょう。
木の葉や、ごみなどで排水溝が塞がって、ベランダが水浸しになってしまうこともあります。
下の階に水漏れなどの迷惑をかけてしまうこともありますので、日頃から点検をしておくと良いですね。
台風の時は雨戸って閉めたほうが良いの? それはなぜ?
台風の時は、雨戸は閉めるのが正解です。
なぜかと言えば、強風に伴う危険から窓ガラスを守るためです。
強風に伴う危険とは、風圧や飛来物などで窓ガラスが割れることですね。
もし窓ガラスが割れると、室内にガラスが飛び散り、怪我につながることもあります。
風と雨も同時に吹き込み、室内のものまで濡れたり、飛び散ったりするかもしれません。
最近の窓ガラスは強化され、相当な風圧を耐えることができますが、絶対ではありません。
ガラスに傷などがあれば少しの圧力で、そこから割れないまでも、ひびが入ったりすることがあります。
自宅の周りは台風の対策ができていても、飛来物はどこから飛んでくるかわかりません。
小さい物であれば、心配ないかもしれませんが、強風ではがれた駐車場の屋根のスレートや、どこかの家の網戸など大きく危険なものも飛ばされてくることがあります。
雨戸を閉めていれば、窓に飛来物が当たったとしても、ガラスが割れるのを防いでくれます。
まとめ
台風の時はベランダには何も置かないのが理想ですが、そういうわけにもいきません。
飛びやすい物はもちろん、室内に入れることができるものは室内にしまいます。
床に置けるものは一か所にまとめ、防風ネットなどで覆い飛ばないように重しをします。
物干し竿や大きい物は、しっかりと動かないように固定します。
ベランダに水が溜まらないように、排水溝の確認も忘れずにしましょう。
雨戸があるお宅は、雨戸を閉めて、しっかり台風対策をしましょう。
何事もなく、台風が通り過ぎてくれると良いですね。