メガネをかけたことがある人は、必ず悩ませられるメガネの曇り。
寒い時期やマスクを使う時など、メガネが曇ってしまうのに困ってしまいます。
専用のメガネの曇り止めを使用すれば問題ないのでしょうが、買い忘れや、コストなどを考えてためらう方もいるでしょう。
このような場合、メガネの曇り止めを、家庭にあるもので代用することができるでしょうか?
メガネの曇り止めの代わりに使えるものについてお伝えします。
Contents
メガネの曇り止めって家にあるもので代用できるの?
家にあるどんなものが、メガネの曇り止めの代わりに使えるでしょうか。
メガネの曇りは、温かい空気の中の水蒸気が冷たいレンズに触れた時、結露してレンズの
表面に付着したものです。
マスクをしたり温度差のある部屋に入ったり、ラーメンなどの熱い物を食べようとしたりするときにできる水蒸気が原因です。
レンズの表面の皮脂の汚れでできた油膜や細かいほこりなどが、水蒸気の結露を付きやすくします。
ですので、レンズの油膜や細かいほこりなどの汚れを落とすことで、メガネが曇るのを防ぐことができます。
- 石鹸や台所用などの中性洗剤で洗う
- 車のガラスの油膜除去剤
- 卵白をレンズに塗る
- じゃがいものでんぷんをレンズに塗る
- 歯磨き粉で洗う
なるほどね~って物から、えっそれはちょっと…って思うものまでありますよね(笑)
石鹸や台所用などの中性洗剤で洗う
石鹸や、台所用などの中性洗剤で洗う方法は、簡単で効果的です。
メガネの曇りの主な原因は、油膜などの油汚れですので、油分を落とす石鹸や中性洗剤を使うのはとても効果があります。
また洗剤に含まれる界面活性剤が、レンズの表面をコーティングし保護フィルムの役目をし、メガネを曇りにくくします。
車のガラスに使われる油膜除去剤も水滴をはじく効果があるので、曇り止めの代わりになります。
卵白やじゃがいものでんぷんをレンズに塗る
また卵白をレンズに塗るという方法もあります。
レンズに卵白を塗って、しっかりときれいに拭き取ります。
卵白に含まれているタンパク質の成分がレンズにコーティングされ、水蒸気が付くのを防いでくれます。
ジャガイモのデンプンをレンズに塗るという方法もあります
ジャガイモの切断面の汁をレンズに付けます、乾いたら、濡れたタオルかメガネ拭きでふきとります。
ジャガイモのデンプンに含まれる成分が、メガネの曇りを防いでくれます。
歯磨き粉で洗う
歯磨き粉で洗うのも良いといわれています。
確かに歯磨き粉の研磨成分がメガネの油膜を落としてくれるので、メガネの曇りを防いでくれます。
でも歯磨き粉の研磨剤が、レンズを傷つけてしまうリスクもあります。
歯磨き粉を使う時は、しっかりと泡立てて洗うことをおすすめします。
このように、メガネの曇り止めの代わりになるものは、家の中にたくさんありますね。
メガネの曇り止めにリンスって使える?方法は?
メガネの曇り止めにリンスは使えるのでしょうか?
リンスにも界面活性剤が入っているので、メガネの曇り止めとして使えます。
リンスを水に溶かし、レンズに静かにかけ、丁寧に水分を拭きとります。
リンスの保護剤と界面活性剤が、メガネの曇りを防いでくれます。
但し、リンスをメガネの曇り止めとして使う時は、ひとつ注意点があります。
ほとんどのリンスは弱酸性なので、メガネのレンズに施されているコーティングが剥がれてしまうリスクがあります。
特殊なコーティングをしたメガネに頻繁に使うのはおすすめできません。
シャンプーもまた、メガネの曇りを防いでくれますが、やはりリンスと同じでメガネのレンズを傷めるかもしれません。
メガネの曇り止めにハンドクリームって使える?どんなものでも良いの?
ハンドクリームはどうでしょう、メガネの曇り止めに使えるのでしょうか?
ハンドクリームも界面活性剤が含まれているので、メガネの曇り止めの代用として使うことができます。
ハンドクリームは薄くメガネのレンズに塗り、ティッシュなどで拭き取ります。
ハンドクリームに含まれている界面活性剤が、被膜を作ってメガネの曇りを防いでくれます。
ハンドクリームを塗る前には、レンズのほこりを取っておきましょう。
拭き取るときにメガネのレンズに傷をつけてしまうかもしれません。
また、ハンドクリームを塗った後は、レンズだけでなく、レンズ付近のハンドクリームが付いてしまった部分も、きれいに拭き取っておくのを忘れないようにしましょう。
メガネが錆びてしまうことがありますので、注意してくださいね。
ほとんどのハンドクリームには界面活性剤が使われていますが、なかには界面活性剤を使用していないものもあるようです。
界面活性剤フリーの表示があるハンドクリームは、レンズに塗っても、メガネの曇りを防ぐ効果は期待できません。
使う前にハンドクリームの表示を確認しておきましょう。
まとめ
こうしてみると、メガネの曇り止めは、家庭にあるもので結構代用が出来ますね。
けれども、結局は代用品なので、頻繁に使いすぎると、メガネのレンズを傷付けてしまうかもしれません。
メガネのレンズを汚れっぱなしや、ほこりが付きっぱなしの状態にしていると、レンズは曇りやすくなります。
メガネのレンズを曇りにくくするためには、レンズを毎日きれいにしておくことも大切です。