生活

雷で稲光だけって危険? 距離や落ちる確率はどのくらい?

時々、「音が鳴らず、稲光だけ」という雷に遭遇することがありますよね。
音が鳴る雷は怖いですが、稲光だけという雷は、果たしてどのくらい危険なのでしょうか。
ここでは、稲光だけの雷の危険性などを、詳しくお話していきたいと思います。
又、稲光だけの雷が落ちることはあるのかについても、検証していきたいと思います。

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雷で稲光だけって危険なの? 音が聞こえない理由は?

「音が鳴らず、稲光だけ」という雷は、実はそれほど危険ではないと言われています。

もちろん、雷ですから、「全く危険ではない」ということではありませんよ。
でも、音が鳴っている雷よりは、危険性が低いと考えて良いようです。

稲光だけの雷が発生するのには、主に2つの理由が考えられると言われています。

雷が稲光だけで音が聞こえない理由 その1

1つめに考えられる理由は、「かなり遠くで雷が発生している」というものです。

「雷そのものは発生しているものの、こちらまでは来ていないので音が聞こえない」というものですね。

そのため、雷が発生している場所では、大きな音が鳴ったり、大雨が降っていることが考えられます。

雷が稲光だけで音が聞こえない理由 その2

2つめに考えられる理由は、「落雷しないタイプの雷が発生している」というものです。

「落雷しないタイプの雷」とは、「雲の中だけで発生・放電する雷」のことです。
このタイプの雷は、「雲の中」という遠く離れた場所で、雷が放電しているのですね。

この場合、雷が地上にまで落下することがないので、私たちがいる場所まで音が届かないのです。

雷の稲光はどのくらいの距離離れているの?

稲光だけの雷は、今いる場所から遠く離れている所で発生しているものだとわかりましたね。

では、この雷が起きた場合、今いる場所と雷とは、どのくらいの距離が離れているのでしょうか。

「稲光のみで、全く音が聞こえない」という場合は、最低でも15kmくらいは離れているようです。

場合によっては、今いる場所から20kmくらい離れた場所であるケースもあります。
なので、稲光のみの雷を見た場合、雷そのものはかなり遠くで発生していると言えます。

ちなみに、稲光を見る時間帯が昼なのか夜なのかによっても、雷との距離は違ってきます。

  • 昼の場合は、今いる場所から15~20kmくらいの場所で雷が発生したと考えられます。
  • 夜の場合は、100kmくらい離れた場所で雷が発生している可能性も高いそうです。

夜は暗いので、かなり遠くで発生した稲光も、結構ハッキリ見えるからです。

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雷が落ちる確率は? 音が聞こえなくても落ちることある?

稲光のみの雷は、危険性は低いと言われていますが、これが落ちることはあるのでしょうか。

先ほども触れたように、稲光のみの雷は、今いる場所から遠くで発生しているものです。
なので、稲光のみの雷を見ても、すぐに今いる場所に落ちることはありません。

ただ、遠く離れた「雷が発生している場所」には落ちる場合がよくあります。

その一方で、「落ちる可能性がある危険な稲光」というものも存在しています。
稲光のみで終わってしまった場合は、その場に落ちることはまずないと言われています。

でも、稲光を見た少し後に、雷の音が遅れてやってきた場合は、警戒が必要です。
稲光の後、少しでも音が聞こえてきたら、短時間以内に落ちる可能性もあるようです。

場合によっては、「音が聞こえてから10秒程度で落ちた」という話も聞いたことがあります。
なので、小さい音であっても、稲光の後で音が聞こえたら、安全な場所に避難しましょう。

ちなみに、木や電柱など、高いものがある場所の近くに逃げるのは危険ですよ。
又、雷が起こる時、空を見上げると、雷雲が広がっていることがわかると思います。

雷は基本的に、この雷雲が広がっている範囲内に落ちる性質を持っているようです。
なので、稲光の後で音が聞こえたら、雷雲が広がっていない所まで避難してくださいね。

まとめ

「音が鳴らず、稲光だけ」というタイプの雷は、基本的には危険性は低いです。

このタイプのものは、雷の発生地から15km以上離れた場所で観測されます。
なので、稲光だけであれば、今いる場所に落ちる心配はありません。

でも、稲光の後で少しでも音が聞こえたら、落ちることがあるので、早めに避難してくださいね。

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