織田信長と正室は帰蝶(濃姫)ですが、2人は仲が悪かったなんて聞きますよね。
それって本当なんでしょうか?戦国の世では政略結婚が多いからそれも仕方のないことかも!
そして帰蝶は再婚だったとか、濃姫の最後ってどうなったのかなど、麒麟がくるでも何かと話題の帰蝶についてお伝えします。
Contents
織田信長と帰蝶は仲が悪かったって本当?
よく織田信長と帰蝶は仲が悪かったなんて聞きますがこれは本当なんでしょうか?
実のところよくわからないんですよね。
実際、帰蝶との結婚は織田信長が美濃を手に入れるためのものと言われています。
美濃のまむしと言われた帰蝶の父斎藤藤道三と同盟を組むための政略結婚だったんです。
だから愛がなかったとしても驚く話ではないですよね。
ただ、帰蝶(濃姫)に関する記述はほとんど残っていません。
なので、実際2人の関係がどうだったのかというの色んな説があるんですよね。
仲が悪かったという話がまことしやかに流れているのは、織田信長との間に子供が居なかったことも大きな理由です。
また、織田信長の寵愛を受けたといわれている側室の生駒吉乃と期間が被っているため、織田信長は吉乃を大事にしていて正室帰蝶は疎かにされていたという推測が、二人の不仲説の信ぴょう性を高めているのでは…
織田信長と帰蝶は戦友だった?
(こちらは名古屋おもてなし武将隊の織田信長公と岐阜城盛り上げ隊の帰蝶様)
帰蝶は油商人から成り上がった斎藤道三の娘らしく知略に富む姫だったとも言われており、信長とは陰で支える妻というより戦友の様な存在だったなんて話もあります。
確かそんな関係性で描かれたスペシャルドラマが過去にあったかと思います。
(濃姫を演じたのは観月ありさ)
その他にも諸説ある?!
- 美濃を得るために政略結婚したけど、謀反により斎藤道三が討たれ離縁されたとか…
- 結婚はしたものの早々に邪魔になり殺されたとか…
この様に織田信長と濃姫に関しては諸説ありますが、織田信長と結婚してからの帰蝶についてはほとんど記述がないので、本当のところはわかりません。
濃姫という名前も後世で呼ばれた俗称なんですって…諸説ありますが、美濃から来た姫と言う事で濃姫と呼ばれたとか
なるほどね~って感じですよね(笑)
帰蝶は再婚だったの?織田信長は?
帰蝶は天下人織田信長の正室として知られていますが、実は信長とは再婚だったんです。
大河ドラマ「麒麟がくる」で帰蝶が土岐頼純(ときよりずみ)の妻として登場していたことに驚いた人も多かったのではないでしょうか。実は私もその一人です。
土岐頼純は戦国時代に美濃の守護大名を務めていました。
斎藤道三の娘・帰蝶と結婚したものの守護大名になって1年余りで急死、実は義父・斎藤道三によって殺されたという説が有力です。
ちなみに大河ドラマ「麒麟がくる」では、斎藤道三によって毒殺されてましたね。
毒殺される演技が凄かったと土岐頼純を演じた俳優矢野聖人さんが話題になりました。
織田信長はどうだったの?
戦国の世では一夫多妻が常でした。様々な政略により織田信長も多くの側室が居たと言われています。
織田信長の正室は濃姫(帰蝶)、最も寵愛された室は生駒吉乃と言われていますが、その他にも6人の妻が居たと伝わっています。
- お鍋の方(吉乃が死亡後、信長との間に3人の子供を設けたといわれています)
- 坂氏
- 養観院
- 土方氏
- 慈徳院
- 原田直子
また信長には20人を超える子供が居たって言われています。
織田信長の嫡男・信忠は信長が最も愛した女性と言われる生駒吉乃との間の子です。
濃姫の最後はどうなったの?
(岐阜城盛り上げ隊の帰蝶様と明智光秀公(麒麟がくるで何かと話題ww))
先ほどもお伝えしましたが、織田信長に嫁いでからの濃姫に関する記述はほとんど見つかっていません。
なのでこれも想像の域をでないんですが…いつくかの説をお伝えしますね。
信長の正室らしく本能寺の変にて共に亡くなった!
先ほど帰蝶は信長にとって妻と言うより戦友だったなんて話をしましたが、本能寺の変でもともに戦って討死したと言われています。
ただ一緒に亡くなったのではなく、長刀を振ってともに戦ったといわれているのが帰蝶らしい逸話です。
岐阜市には「濃姫遺髪塚」というものがあり、説明版にそう記されているそうです。
数多の歴史ドラマなんかにも、これを元に作られたものも多くありますよね。
信長死後も天寿を全うしたとされる
濃姫は本能寺の変で信長とともに死亡説もありながら、実は天寿を全うしたという説もあります。
織田家を存続した功績で知られる、信長の二男・織田信雄の頃の史書『織田信雄分限帳』に出てくる「安土殿」が濃姫であるとも言われています。
これが本当であれば、濃姫は本能寺の変では死んでなかったって事になります。
過去の大河ドラマ「信長」の中では、こちらの説が採用されていて、濃姫は78歳まで生き天寿を全うしたとして描かれていました。
様々な説があり、文献が残っていないので、新たな史書などの発見がなければわからずじまいということになりますね。
大河ドラマで「信長」では天寿を全うした濃姫ですが、現大河ドラマ「麒麟がくる」ではどう描かれるのかも気になります。
まとめ
織田信長と正室である帰蝶は不仲であったとも言われていますが、これは文献としてしっかり残っているものではないので本当のところはわかりません。
が、いろんな説があり、壮大な歴史ロマンとして描かれているのは面白いな~と思ったりします。
また帰蝶が再婚だったというのは本当の話ですし、戦国時代には若くして結婚、戦で夫が亡くなるという事も多かったですし、政略結婚で様々翻弄された姫は多くいたので珍しい事ではなかったんですよね。
帰蝶は2度とも政略結婚ですしね…
濃姫の最後も諸説あるので本当のところはわかりませんが、現在の大河ドラマ「麒麟がくる」ではどう描かれるのかというのも気になる所です。