会社の先輩が結婚…すでに昨年入籍している先輩だけど、祝電の宛名は旧姓で良いの?それとも新しい名字なんて悩みますよね?
ここでは、結婚式で祝電を送る時の宛名の書き方や、旧姓新姓に関する一般的なルール、会社の役職はつけるの、連名の時はなど祝電に関する疑問にお答えします。
結婚式の祝電の宛名は旧姓で良いの?理由は?
結婚式の祝電の宛名はずばり、「旧姓」で良いです。
ただし、新姓で出したらダメ・マナー違反とまではいかないです。
理由としては、昔ながらの考えかもしれませんが、結婚式とは新郎新婦のものではなく、親や親戚をふまえた両家のものだからです。
例えば、新郎の名字が「鈴木さん」新婦の名字が「佐藤さん」だったとします。
おふたりは1年前に入籍をし、今はおふたりとも「鈴木さん」になっていても、結婚式の場となると「鈴木家」「佐藤家」の結婚ご披露宴なわけです。
そのため祝電でも旧姓を使用します。
現在は結婚式の前に同棲をスタートしたり、入籍をされる方が増えていますが、20~40年前は結婚式当日に婚姻届を出しに行くケースが多く、今のように先に入籍することは稀だったという時代の変化もあります。
記念日などに合わせて結婚式の前に入籍したり、授かり婚も増え、産後落ち着いてからや、子どもが大きくなってから子どもの披露も兼ねてという形で結婚式を執り行う夫婦も増えてきました。
入籍から時間が経てば経つほど、旧姓を使用することに違和感を感じますし、それでも旧姓で送るの?と思うかもしれませんが、それでも旧姓で大丈夫ですのでご安心ください。
祝電の宛名に役職って入れた方が良いの?
祝電の宛名には役職は入れなくて大丈夫です。
なぜなら、結婚式中に司会者が読み上げるのは祝電の本文と差出人だけで、宛名は読み上げないケースがほとんどだからです。
結婚する先輩の肩書が係長だった場合でも、宛名は「係長 〇〇様」とせずに、〇〇様だけで大丈夫です。
この場合も、入籍済みでも旧姓を使用するのが一般的です。
普段「鈴木部長!」って呼んでるのに、違和感しかない!どうしても役職を入れたい!という場合は、宛名ではなく祝電の本文に役職を入れると良いです。
「鈴木部長!ご結婚おめでとうございます いつも仕事に真面目な部長・・・今度からは家族の時間も大切にできるように 私たち後輩が部長の分まで働きます お幸せに~!」
普段はそうやって部下に呼ばれているんだ、後輩からこんな風に思われているんだと、新郎新婦もゲストの方にも感じていただけるでしょう。
結婚式の祝電を連名で送る際の差出人はどう書く?
結婚式で祝電を送るのに、個人じゃなくて連名で送りたい!そんな時は代表者の名前だけでいいの?全員の名前を書く場合の順番は?と悩んでいるあなた。
まず、数名で一緒に祝電を送る場合、連名で送ってもらって大丈夫です。
- 個人名にする場合は、目上の人から順番にするのが一般的です。
- 3人以上になる場合は、「○○部一同」というような形でまとめるのがおすすめです。
- もしくは「代表者名+○○部一同」という形にしても良いです。
なぜなら、司会者がひとりひとり読み上げるのに時間がかかってしまうためです。
以前参加した結婚式で祝電の紹介がありましたが、祝電の本文を司会者が読み上げた後、個人名がどんどん読まれ・・・本文の紹介より名前の紹介の方が長いんじゃない?と思うことがありました。
ゲストからしたら、誰から届いたかという個人の名前より、温かい文章や人柄が分かるような文章の紹介が聞きたいものです。
また、司会者はたくさんの人数の書かれている祝電の名前を勝手に省略するなんてことはできず、全員読み上げるしかないですので、祝電を送る側の私たちが気をつけたいですね。
また、個人名を使う場合、結婚式に出席している人の名前は入れないように注意してください。
祝電は結婚式に参加しない人が送るものなので、式場にいる人の名前が呼ばれると常識がないと思われてしまうかもしれません!
差出人を分かりやすくすることで、新郎新婦は祝電のお礼がしやすくなります。
逆に差出人が分かりにくいと、誰に祝電のお礼をしたら良いのか分からなくなってしまいます。
自分が受け取る側だったら・・・と考えながら差出人を決めるようにしましょう。
まとめ
結婚式場に到着したとき、お祝いのメッセージが届いているのは、新郎新婦の楽しみの1つだと思います。
実際に私が結婚式を挙げた時も、当日結婚式に参加しない方からたくさんの祝電が届き、とても嬉しかったのを今でも覚えています。
マナーが良く分からないから、ルールがありそうだからと考えすぎず、普段はなかなか恥ずかしくて本人には言えないお祝いのメッセージを祝電に込めて、送ってあげてくださいね。