海でしか見られないシャチが、実は水族館で見ることができるのを知っていますか?
日本には、シャチを飼育している水族館が2つほどあり、そこでシャチを見ることができます。
ここでは、シャチを見ることができる水族館は、どこにあるのかをまとめました。
又、シャチを水族館で飼育できるのはなぜか、飼育しても危なくないのかについても触れていきます。
Contents
シャチが見られる水族館はどこ?
ではまず、どこの水族館でシャチを見ることができるのかについて見ていきましょう。
鴨川シーワールド
関東にある水族館でシャチが見られるのは、千葉県鴨川市にある鴨川シーワールドです。
ここでは、ダイナミックなシャチパフォーマンスが大きな人気を集めています。
関東では鴨川シーワールドでしかシャチが見られないので、ここのシャチは大人気です。
客席まで水しぶきが飛んでくる大迫力のショーは、ぜひ1度生で見てみてください。
トレーナーさんとの息もぴったり合っていて、シャチと人間の絶妙なコンビネーションも切ることができます。
但し、このショーを見ることができるのは、夏の間だけなので、公式サイトでスケジュールを確認してから行ってくださいね。
名古屋港水族館
名古屋水族館のシャチは、人気番組「マツコの知らない世界」でも紹介され、話題になりました。
名古屋水族館には大きなシャチの水槽があり、近くに行ってみると、シャチも近づいてくれますよ。
名古屋水族館のシャチは、人懐っこいことでも知られており、とてもかわいいと評判です。
ここでは、水槽の中のシャチだけでなく、ショーや公開トレーニングも見ることができます。
トレーナーさんと遊ぶシャチの無邪気な姿を見ることもできて、とても面白いですよ。
シャチが水族館で飼育できるのはなぜ?ショーまでできる?
シャチは基本的に、水族館の中で飼育するのがとても難しい生き物だと言われています。
過去には、悲しいことに、飼育中にすぐ死んでしまったシャチもいたそうです。
では、なぜそんなシャチを水族館で飼育できるようになったのでしょうか。
実は、水族館にいるシャチは、海で生まれ育ったものではなく、水族館で生まれ育ったものです。
そして、そのシャチの子どもたちもまた、水族館での繁殖によってできて子どもたちです。
海で育ったシャチは、水族館の中の環境で生きていくことがとても難しいのです。
そのため、水族館に連れてきたとしても、あまり長生きすることができませんでした。
でも、「生まれも育ちも水族館」というシャチであれば、最初からその環境に慣れています。
なので、自然育ちのシャチに比べれば、はるかに飼育しやすいということですね。
もちろん、水族館育ちであっても、シャチの生態はそのままなので、飼育には細心の注意が必要です。
それゆえ、専門家たちが丁寧なケアをしながら、日々シャチを大切に飼育しています。
水族館のシャチがショーまでできるのはなぜ?
又、シャチがショーまでできるようになる理由というものも、ちょっと気になりますよね。
先ほども少し触れましたが、シャチは獰猛な面があるものの、意外に人懐っこい生き物です。
そのため、トレーナーさんたちとのパートナーシップを築きやすいのです。
ショーは危険も伴うので、トレーナーさんたちも、かなり神経を割きながらシャチを訓練しているようです。
かなりの努力を伴うトレーニングですが、その甲斐あってか、シャチショーは両水族館共に人気のアトラクションに成長しました。
シャチが水族館にいて危ない事はないの?
シャチは獰猛な性質を持っているため、「水族館にいて危なくないのかな」と気になりますよね。
基本的に、水族館はお客様への安全管理が徹底されているので、恐がらずに見に行ってOKですよ。
シャチが泳いでいる水槽は丈夫なものですし、シャチショーも、トレーナーさんが厳しく安全を管理しています。
又、どちらの水族館も、シャチが人に危害を加えたという報告はされていません。
お客様だけでなく、トレーナーさんにも危害を加えたことはないようなので、安心して見に行ってくださいね。
まとめ
シャチは飼育が難しいため、見ることができる水族館は「鴨川シーワールド」「名古屋水族館」のみです。
この2つの水族館では、シャチショーも楽しめるため、大きな人気を集めています。
ちなみに、水族館にいるシャチは、水族館内で生まれ育ったもので、海から連れてきたものではありません。
又、獰猛ではありますが、安全管理は徹底されているので、水族館にいるシャチは安心ですよ。