旅行・観光

厳島神社の鳥居はなぜ腐食したり倒れないの?触る事は出来るの?

日本三景の1つである宮島の厳島神社は世界遺産にも登録されていて知らない人はいないと思います。

海の中にそびえる赤い大きな鳥居が有名ですが、厳島神社の大鳥居って海の中に立っているのになんで腐食しないのかな~とか気になったことはないですか?

今回はそんな厳島神社のなぜ?について、なぜ腐食しないの?なぜ倒れないの?近くに行って触れるの?についてご紹介したいと思います。

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厳島神社の鳥居はなぜ腐食しないの?

厳島神社の大鳥居は知っての通り海の中に建っています。

大鳥居の材質は木です。正確には主柱には樹齢500~600年の楠の自然木が袖柱には杉の自然木が使われています。

なぜ木なのに腐食しないのか?

主柱に使われる楠は比重が重く腐りにくくて虫にも強いという性質があります。
また水中では酸素が少ないために腐食菌が生息しにくいため腐りにくいというのも腐食しにくい原因です。

ただ厳島神社の大鳥居はいつでも水中にあるかというと、そうではなくて干潮時には空気にさらされます
なのでやはり腐食は避けられないというのが実際の所です。

現在の厳島神社の主柱は8代目(明治8年再建)です。
厳島神社が平安時代に出来てからすでに1,400年以上、修繕・改修・再建などを行いながら今に至っています。

厳島神社の大鳥居は高さ約16.6m、主柱周り9.9m、重さ約60tもある樹齢500年を超える楠、新しい主柱を探すのも大変ですよね。
なんと8代目の主柱を探すのにも約20年かかったと言われています。

確かに樹齢500~600年の質の良い楠を見つけるのって大変ですよね。
今が8代目ということは150年~200年周期ぐらいでは新しくなっているって事なんですよね~。

昭和25年に水に浸かる部分の楠のみ取り換えがおこなわれています。
一番損傷を受ける下の部分だけの改修はまめに行われているという事なんですね。

次回の再建がいつかは分かりませんが、日本が世界に誇る美しい景観ですから守っていきたいですね。

技術が進歩しているので昔よりは再建までの間隔って長くなっているんですかね。

厳島神社の大鳥居は決して腐食しないわけではないけど、修繕や再建などをしながら大切に守られてきているんですね。

今年の6月から厳島神社の大鳥居の大規模修理が始まる予定です。
工事が始まると足場が組まれて、一部をシートで覆うなどされるので観光で向かう際にはご注意ください。

工事期間は約1年2ヵ月です。
ということは、2020年8月頃の終了予定…東京オリンピックの頃ですね。

2019年3月6日追記

厳島神社の鳥居ってなぜ倒れないんだろう?

厳島神社の大鳥居ですが、海の中にしっかり立っているように見えますよね。

あれって実際どうなってるんでしょうね。
普通に考えると海中深く柱を埋め込んでとなるんでしょうが、厳島神社の大鳥居は違います(・・;)

違うって?!

ただ置いてあるだけなんですって(@_@;)
もちろん柱の下はしっかりと基礎が固められていますが、鳥居自体は自分の重みだけで立っているんです。

えぇ~~~~

そんな声が聞こえてきそうですね。
私も実際これを知った時めちゃめちゃびっくりしました(・。・;

だって海の中ですから、海が荒れる日もあるし、台風なんかもよける物がないので風を直に受けます。
それで動かずどっしりと構えてるんですからびっくり以外の何物でもないですよね。

鳥居の上部の島木が箱型になっていて、そこにはこぶし大の石が約7t入っていておもしの役割をしていること。
主柱と袖柱をいれて6本足にすることで鳥居の安定を増している事。

今は本当に技術も進歩しているので出来て当たり前?!かもしれませんが、数百年前にこの技術で大鳥居を作ったことがすごいなぁと思います。

自然と共存している厳島神社の大鳥居、神秘的ですね(*^_^*)

厳島神社の大鳥居を守るためにできる事!

厳島神社の大鳥居は観光客などによって木の隙間に硬貨を挟むという行為が広まっているんです。

なんかご利益あるとか…そんな間違った情報とか、みんなやっているからでやってしまったりしているんでしょうが、硬貨を差し込むことで亀裂が大きくなり鳥居が損傷しているんです。

いろんな噂(ご利益があるとか…)はあると思うんだけど、日本三景って言われる宮島の景色がこれからも長く守られるように、大鳥居を壊すような行為をしないでほしいと思います。

知らなかったらやっても良いって事にならないですもんね!

鳥居の損傷も問題ですが他にも…海中に落ちて錆びた硬貨を拾って自販機に入れる人までいるとかで…(-_-;)
自販機の故障の原因になるのでやめましょうなんて注意まで呼びかけられています。

まわりに流されず、大切な遺産を守って行きたいですね~。

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厳島神社の鳥居に触る事って出来るの?

厳島神社の大鳥居と言えば海の中に建っている姿が有名だと思います。

厳島神社の大鳥居には近づいたり、触れたりは出来ないと思っている人も居るかもしれませんね。
でも海中に建っているので干潮時には歩いて傍まで行くことが出来ます。

大鳥居は厳島神社に拝観しなくても近くに行くことが出来るので、厳島神社の拝観時間外に干潮を迎えても近くまで歩いていくことが出来ますよ。

もちろん大鳥居を触る事も出来ます。
ただし先ほどもご紹介しましたが、硬貨を柱に開いた隙間などに入れるなんて事は絶対にしないでくださいね。

厳島神社の大鳥居まで歩きたいと思っている人は靴に注意ですよ。
干潮とはいえもとは海の中ですし、足元は結構悪くてずぼっと入ってしまう場所もあります。

完全に水が引いている時間ならそんなに心配することもないかもしれませんが…おしゃれ靴なんかで行ってしまうと歩きにくいだけでなく、汚れちゃったときのケアも大変なので注意してくださいね。

行く時間ずれちゃって歩けるけど少し水が…って事もありますからね。

厳島神社の基本情報

開門時間 6:30(1/1は0:00)

閉門時間
 17:00~18:30(季節によって異なります)
(宝物館 8:00~17:00、千畳閣 8:30~16:30)

拝観料
厳島神社昇殿料 大人300円 高校生200円 小中学生100円
宝物館拝観料  大人300円 高校生200円 小中学生100円
厳島神社・宝物館共通 大人500円 高校生300円 小中学生150円
千畳閣昇殿両 大人100円 小中学生50円

せっかく宮島に行くのであれば大鳥居だけでなく厳島神社や宝物館、千畳閣もしっかり見てくることをおすすめします。

時間があればロープーウエイを使って弥山にも行ってみると良いですよ( *´艸`)

大鳥居に近づきたいけど、干潮時には行けないし、満潮時の方がおすすめだよって話も良く聞くしいつ行こうって迷う人も居るかもしれませんね。
そんな人は宮島参拝遊覧船(ナイトクルーズ)に乗ってみるのもおすすめですよ。

ライトアップされた大鳥居を船でくぐる事が出来ますし、海からの美しい厳島神社を見ることが出来ます。
ちょっと鳥居を触るのは無理ですが、靴の心配もしなくて良いです(笑)

日帰りでナイトクルーズには参加できないって人も1日1便、大鳥居に近づけるデイクルーズもあるので乗船を検討してみても良いですね。
(昼間は潮の関係(水位)で鳥居をくぐる事は出来ません。)

まとめ

日本が世界に誇る厳島神社の大鳥居のなぞに迫ってみました。

なんかこうゆうちょっとした豆知識的な事知っているとより行ったときに興味がわきませんか?
ぜひ大鳥居のなぜを思い出しながら宮島観光を楽しんでみてください。

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