節分に厄除け・厄払いなんてよく聞きますが、節分に厄除けぜんざいを配る風習が残る地域があります。
なじみがないという人も多いとは多いとは思いますが自分がもし貰ったらとか、厄除けぜんざいって何って気になりませんか?!
今回はそんな節分に配られる厄除けぜんざいがなぜ配られるのか、意味は?貰ったらお返しがいるのかについてご紹介したいと思います。
節分に厄除ぜんざい配るのはなぜ?
節分に厄除けぜんざいをふるまうという風習は関西地方を中心に行われているようですが、これってなぜなんでしょうか。
厄除けとぜんざいって全然関係がないような気がするのですが…
これはぜんざいがというよりも、 小豆の赤色が福をもたらす陽の色であり、邪気を払い厄を除けてくれる 力があるからです。
なので地域によっては厄除けぜんざいの代わりに厄除け饅頭、厄除け餅なんかを配るという地域もあります。
じゃぁ赤飯とかでも良いですね。赤飯って言えば縁起も良いですしね( *´艸`)
厄除けぜんざいってそもそも誰が誰にふるまうものなんでしょうか。
厄年の人が親しい人にぜんざいを振る舞うのが一般的です。前厄・本厄・後厄と3年連続で行います。
時期はいろいろ言われていますが、節分の日にっていう場合と、お正月から節分までの間に振る舞う場合とあるようです。まぁ節分は祝日ではないのでお休みじゃないと出来ないって人も居るから節分前後に…ってなってきたのかな~って感じでしょうか。
厄除けぜんざいの意味って?!
厄除けぜんざいは小豆の赤が厄を除けてくれるって言うのはわかったけど、なぜ周囲に振る舞うのでしょうか。
身近の親しい人ってなっていますが、田舎などで近所のつながりなんかが強い地域では、振る舞い中に近くを通った人にも食べて貰ったりするなんてのもあるそうです。
厄除けに自分が食べるだけでなく、人に振る舞うのには2つの意味があります。
2つ目は「厄除けぜんざいを振る舞う」=「自分の厄も一緒に平らげてもらう」という意味合いです。
これ知らない人にとっては厄を配られるって事?!本当に親しい人であれば抵抗もないかもしれませんが、軽いお付き合い程度の相手に厄を渡されるってなんか嫌って感じる人も居るかもしれませんが…
1つ目の理由にあるように、人にぜんざいを振る舞う事で、良い事(徳)を積んでという意味合いもあるので気持ちよく受け取ってあげるといいのではないでしょうか。
他にもある節分に厄除けで食べるもの…
最近は節分には恵方巻を食べるという人は多いですよね。
無病息災を願ってとか言いますが、厄除け・厄払いの意味で他にも食べるものってあるんでしょうか。
これも厄除けぜんざい同様関西地域の風習ですが、いわしを食べると厄除けになるそうですよ。塩焼きが一般的ですが、魚の塩焼きが苦手って人は、フライでも天ぷらでも洋風なアレンジでもOKなのでいわしを食べて1年の厄払いしてみてはいかがでしょうか。
節分に厄除けのためにイワシを飾る風習についてはこちらも見てみる。
厄除けぜんざいを貰ったらお返しっているの?!
当たり前に厄除けぜんざいの風習がある地域で育ったらそんな疑問は持たないかもしれませんが、厄除けぜんざいを貰った時ってお返しは必要なのって気になりませんか。
これは厄除けぜんざいの意味を見てもらうとわかる通り、厄を祓うための徳を積むという意味合いがあり、自分の厄を平らげてもらうというものなので、美味しく食べるのがお返しになります。
なので特別に厄除けぜんざいを頂いたからと言って お返しをする必要はありません 。
「美味しかったよ!ありがとう!」なんて言葉で伝えるだけで十分だと思います。
そして、自分が厄年の時には同じように厄除けぜんざいを振る舞えばそれでOKという事になりますよね。
もちろん風習がない地域で育ったし、自分はやらないわ~って場合は別にしなくても良いと思います。
でも日本の昔からの風習でせっかく残っているのであれば続けていきたいとも思いますけどね…
郷に入っては郷に従えって言葉もありますし、チャンスがあれば厄除けぜんざい振る舞ってみてください。
まとめ
節分に振る舞われる厄除けぜんざいについてご紹介しました。
これでもしもあなたの身近で厄年におぜんざいやお饅頭なんかを配っている人が居ても、気持ちよく受け取って厄も一緒に平らげてあげられるのではないでしょうか。