毎日の洗濯は結構重労働な家事ですよね。
普通の洗濯でも大変なのに、ひどい汚れは前処理してからじゃないときちんと綺麗に落ちてくれないですよね。その中でも、特に血液汚れは大変です。最初の落とし方を間違えると余計に落ちなくなる場合もあります。
そこで今回は、布団についた鼻血の簡単な落とし方や枕に着いた鼻血の簡単な落とし方、時間の経った血液はどうするのかについてお伝えしていきます。
Contents
布団についた鼻血の簡単な落とし方は?
鼻血などの血液汚れを簡単に落とすのには、スピード感がとても大切です。
血液は、時間が経てば経つほど固まってきてしまい落としずらくなっていきます。なので、血液を落とすには汚れた時にすぐに対処することが肝心なんです。
では、布団に血液汚れが付いてしまった場合はどのように落とせば良いのでしょうか。
布団となると衣類とは違って、洗濯機に任せて簡単に洗う事ができないので悩ましいところですよね。
布団の場合でも、早く対処する事が一番大事な事になってきます。
お湯で、洗った方が汚れが落ちやすそうですが、ここは水で洗って下さい。
②次に酸素系漂白剤 や シミ抜きを汚れた部分に塗布します。
ここでは、必ず酸素系の漂白剤を使用して下さい。
アルカリ性は、漂白効果が高いので色落ちをしてしまう恐れがあります。
そして、漂白剤を扱う時には、手袋をして下さい。肌荒れの原因になりますから気をつけて下さい。
③最後に、洗剤液に浸け込んで下さい。
漂白剤を塗布した汚れた部分だけ洗剤液に約30分浸け込みます。
少し揉み込んでみて、血液が出てこなければ大丈夫です。
色が濃い布だと色落ちする場合もあるので、時間は調節しながら行って下さい。
④③までをしっかりとやり終わったら、後は普通に洗濯機で洗っても大丈夫です。
手洗いができない布団やマットレスなどに血液汚れがついてしまった時に役立つのが 「重曹」です。
②汚れた部分全体に重曹水が塗布できたら、その上から乾いたタオルやキッチンペーパーをかぶせて水分を吸わせるようにします。
③タオルを被せた状態で30分程放置 しておきます。
そうすると、タオルに汚れが移って綺麗になります。
④汚れが落ちたら、自然乾燥で乾かせば完了です。
お家に重曹がない場合は、「大根おろし」でも代用できます。
②~④は重曹の手順と同じです。
大根に含まれるている酵素が働いて、血液汚れを落としてくれます。
少し時間の経った血液汚れにも効果があります。
少し古くなった大根をおろして、ラップに包んで冷凍しておくといつでも使えて便利ですよ。
あ~これなら大根を無駄にしないし、おすすめですね。
血液汚れにしてはいけない事
ちなみに、血液汚れがあった場合にしてはいけない事として、以下の3つが挙げられます。
- 40℃以上のお湯で洗う事。
- 熱器具を使っての乾燥させる事。
- アンモニア水を使って洗う事。
なぜ、お湯や熱器具を使わない方が良いのかというと血液内のたんぱく質は熱によって凝固する性質を持っているからです。
温めた事で汚れが繊維にこびり付いてしまうと落とすのがより一層大変になるので、気をつけましょう。
アンモニア水は血液を落とすには優れてはいますが、アルカリ性になるので布の 色落ちの危険があるので注意してくださいね。
枕についた鼻血の簡単な落とし方は?
先程から言っている通り、血液汚れを落とすにはスピードが命です。
枕カバーが汚れてしまったらすぐにカバーを外して、水道水でよく洗って下さい。
それから、1Lに対して重曹を大さじ一杯入れた水に浸けておくとよく落ちます。
重曹が溶けにくかったら、少量のお湯で溶いてよく冷ましてから入れて下さい。
枕本体に血液がついてしまった場合は、枕の中身によってですが本体ごと洗ってしまうのもアリです。
洗える素材 ポリエステルの綿、ビーズ、パイプ
※一部洗えない物もあるので、洗濯表示を確認してから洗って下さい。
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- バスタブや洗濯機などにお水を貯めてその中に重曹を入れて、1〜2時間放置します。
- そうすると、血液汚れが溶け出てくるので汚れた部分を軽く揉み洗いして下さい。
- 汚れが落ちてきたら、最後に石鹸などで軽く洗って水で流して干して下さい。
- 汚れが落ちていない場合は、石鹸で軽く洗ってから、お湯に酸素系漂白剤を溶かして20分以上つけ置いてからよくすすいで下さい。
必ず最初は水から洗い、石鹸で落とせたらお湯を使って下さい。
洗えない素材 ウレタン、そばがら、羽毛
本体が洗えない枕の場合の落とし方
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- 中身を取り出す所からタオルを汚れた部分の下に入れ込んで、水をつけた歯ブラシで軽くトントンして汚れがタオルへ移す
- 大体取れたら石鹸水をつけて同様にたたき洗いをする。
- 最後にまた水に戻して同様にたたき洗いをして干す。
汚れがタオルに移ってからまた戻ってこない様に、タオルの接地面は何度か変えながら作業をして下さい。
洗濯までに時間が経った場合はどうすればいい?
血液汚れは時間が経つと、大変落ちにくくなります。
今までのやり方だと少し落ちずらくなってしまいます。
そんな時には、つけ置き洗いが効果的です。
浸け置きにおススメなのは、セスキ炭酸ソーダや炭酸ナトリウムです。
それぞれ、方法、用途が違いますのでご紹介します。
①セスキ炭酸ソーダ
2、セスキ炭酸ソーダ水を作る。
3、シーツの汚れが付いた部分だけをセスキ炭酸ソーダ水に浸しておく。
4、そのまま3時間ぐらい放置しておく。
5、水で洗い流したら通常通りに洗濯する。
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性になるなので血液汚れのたんぱく質を分解して落としてくれる働きをします。
重曹などと同じ働きをしますが、重曹より強力なので頑固な汚れにはおすすめです。シーツの素材によっては、浸け置き洗いはできないので確認してから行なって下さい。
②炭酸ナトリウム
セスキ炭酸ソーダとやり方は同じですが、炭酸ナトリウムのが強力なので、時短できます。
2、その間に炭酸ナトリウムを水に溶かす。
3、シーツの血液汚れが付いた部分だけを炭酸ナトリウムを溶かした水に浸しておく。
4、そのまま20分程放置する。
5、水で洗い流したら通常通り洗濯する。
炭酸ナトリウムは時短できる分強力なので、ゴム手袋やメガネをしてから作業をして下さい。
こちらもシルクやウール、化学繊維には使用できないのでご注意下さい。
そして、自分で洗濯できない場合は早めにクリーニングに出す事をお勧めします。
我が家もたま~に息子が寝ている間に鼻をほじっていて大量出血、朝には大惨事という事があります^_^;
でも平日じゃ仕事前に洗濯出来ないし、帰ってきて洗ったら寝られないし…結局土日まで放置になっちゃうので時間のたった血液汚れも落とせるのは嬉しいですね^^
まとめ
セスキ炭酸ソーダや炭酸ナトリウムは、ドラッグストアで購入する事ができます。
又、重曹や大根おろしなら食品だし安全ですね。そして何より、血液汚れにはスピード感が大切ですね。
少し面倒ですが、汚れを見つけた時にはすぐに落として清潔なお布団で寝て下さい。