お風呂の床や壁がなんだかピンクっぽい・・そんな経験はありませんか?
この汚れ、世間ではピンクカビといわれることが多いのですが、実はカビではなく酵母菌の一種なんです。
カビじゃないなら何なの?!と思いますよね。この記事ではお風呂のピンク汚れの正体や原因、落とし方と防止法について紹介していきますので参考にしてみてください。
Contents
お風呂の床のピンクカビの原因は何?黒カビとは違う?
お風呂の床や壁、排水溝周りが気づいたらピンクっぽくなっていることはありませんか?
このピンク色の正体は、「ロドトルラ」という酵母菌です。
ロドトルラは空気中に存在し、お風呂場のような水気がある場所で増殖する菌です。
よくカビといわれますが、正確にはカビではありません。
カビが好む場所に増殖することからカビと間違われることが多いようです。
「ロドトルラ」は繁殖能力が非常に高くそのスピードはカビ以上。
放っておくとどんどん増殖します。
そしていずれは黒カビの原因にもなりますので、ピンク汚れを見つけたら放置せずにしっかり落とすようにしましょう。
ピンク汚れは落としても落としても出てくるのはなぜ?
このピンク汚れ、洗っても洗ってもすぐにまた出てくる・・こんな風に感じた経験は主婦の人ならあると思います。
それがなぜかというと、ピンク汚れは意外と落ちやすい汚れだからです。
水をかけてスポンジで擦り洗いするだけで落とすことができます。
でも、実はこのようなやり方では表面の汚れしか落とせていません。
そこには目に見えない菌がまだ残っています。
その残った菌が湿気やせっけんカスをエサにして、再び増殖してすぐにピンク色になっていきます。
さらに放置し続けると今度は黒カビの原因にもなってしまいます。
とても厄介な菌ですよね。
ピンク汚れを落とすなら適切な薬品・洗剤などを使ってしっかりと掃除しなくてはいけません。
お風呂のピンクカビの落とし方のおすすめは?
では、この厄介なピンク汚れのおすすめの落とし方を紹介します。
簡単で早い方法は、カビハイターやカビキラーのような「次亜塩素酸ナトリウム」を含む洗剤で落とす方法です。
汚れに吹きかけて10分前後放置するだけ。
※汚れがひどい箇所は30分ほど放置しましょう。
ただしこのような製品は非常に強いので、肌が弱い人や体調がすぐれない人、小さい子供やペットがいる家庭では触らないように注意をしなくてはいけません。
放置している間、子供やペットがお風呂場に近づかないように気を付けてくださいね。
安全なピンクカビの落とし方は?!
安全なものでおすすめは消毒用エタノールを使う方法です。
エタノールは薬局などで安く手に入りますし、消臭・除菌効果もあるのでピンク汚れには最適です。
- キッチンペーパーにエタノールをたっぷり染み込ませます。
- エタノールを染み込ませたキッチンペーパーをピンク汚れが気になる部分に張りつけます。
- 10分くらい放置します。
- 剥がしたキッチンペーパーでピンク汚れを擦り落とす、もしくはやわらかいスポンジや使い古した歯ブラシを使って擦り落とします。
これで、目に見えていない菌までしっかり落とすことが出来ます。
お風呂のピンクカビを防止するにはどうすればいいの?
ピンク汚れは繁殖能力が非常に高いため、しっかり掃除をしても、予防もきちんとしないとまた知らない間にすぐピンク汚れが発生してしまいます。
汚れをしっかり落としたら、正しい方法で予防をしましょう。
ピンクカビの予防の仕方!
ピンクカビの予防ポイントは3つです。
- 入浴後に浴槽全体にシャワーで冷水をかける。
- 水分を拭き取る。
- 換気をする。
入浴後に浴槽全体にシャワーで冷水をかける。
入浴後に浴槽全体にシャワーで冷水をかけましょう。
温度と湿度を下げる、せっけんカスをしっかり流しておくことがピンク汚れの予防には大切です。
浴室内の水分を拭き取る
浴室内の水分を拭き取るのが大事です。
ピンク汚れは水分や湿気を好むので、水分を拭き取ると予防できます。
できれば浴槽内全体の水分を拭き取るのが一番いいのですが、それが大変な場合はピンク汚れが出やすい場所だけでも良いです。
タオルでふき取るのも良いですが、水切りワイパーを使うと簡単に水切りが出来ます。
100円ショップでも売っていますよ。
浴室内を換気する
窓や扉は開けて、換気扇も回してください。
浴室乾燥機能がついている場合は入浴後に乾燥運転をするとしっかり予防できます。
まとめ
ピンクカビといわれているあの汚れの正体は実はカビではなくて「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。
カビとは違いますが、放置していると黒カビの原因になる厄介な菌です。
ロドトルラは非常に繁殖能力が高く、少し放置するだけであっという間に広がっていきます。
ピンク汚れを落とすなら、ハイター、カビキラーか消毒用エタノールがおすすめ。
やりやすい方で試してみてください。
予防方法も難しいことはありません。簡単なことで予防が出来るので、浴槽内に冷水をかけたり水気を切ることを毎日の入浴後の習慣にしてしまえばピンクカビを予防できる率がグンと上がります。
お風呂がきれいだと毎日気持ちよく入浴できます。
ピンク汚れの正しい落とし方、予防のしかたで清潔な浴槽を保てるように心がけましょう!